おはようございます!
今日もいい天気ですね!
【99%?その4/5】からの続きです。
※このページ(『99%?』)はパティシエを目指す高校生からの質問をきっかけにパティシエの離職・離職率についてお話しています。
🚺女性が今の日本社会の仕組みの中で
『職人』
として仕事を続けるのはヨーロッパに比べてハードルが高いでしょう。
しかしヨーロッパでも日本ほどではありませんがパティシエは女性よりも男性の方がずっと多いのです。
👩<👨
※フランスで働いていた時、妊婦さんだった同僚が産休に入り、出産後驚く速さで現場復帰していました。(もちろん個人差はあります)
その時色々仕組みを聞きました。
👩🏻日本では
「結婚、育児、子育てを取り巻く社会の仕組み」
「男女の適正のとらえ方」
など課題は多いと思います。
※フランスの方が良いと言っている訳ではありません。
性別の話は必ず誤解を生むのでしたくありませんでしたが…避けては通れない事だとも思うので。
「これが正解」
という訳ではなく私の個人的な話としてご理解ください。
_(._.)_
仕事は
「真面目な人が続く」
とかも無いと思っています。
当然良いパティシエになれるのは真面目な人ですが、真面目でも様々な理由でストイックに自分を追い詰めてしまいバーンアウトしてしまう人もいます。
※日本人はその傾向が強いと感じています。
これはめぐり合わせもあるので運も影響すると思います。
社会人になってからの話ですが
個人的には複数の異なった環境で仕事をするのは良い事だと思います。
最初の現場で数年修行したら別の規模の違うパティスリーに移る。
又は都会から地方へ、反対に地方から都会のパティスリーへなど。
もちろん品揃えなど自分に必要と考える仕事をしているパティスリーへ移るのが前提です。
フランスでは10年間で数件のパティスリーを渡り歩くのは当たり前です。
これは板場🔪の修行と同じなのですが、残念ながら日本ではパティシエに対してネガティブな捉え方の
「転職が多い」
という評価をする人たちが多くいます。
そして誤解が多い職業という意味でひとつエピソードを話すと。
ある高校三年の親御さんから
「この子は頭が悪く成績も良くないからパン屋かケーキ屋くらいしかできないと思うの」
と真顔で言われたことがあります。
※「頭悪くても出来るでしょ」とも言われたので何か謙遜?してそういっているわけではありませんでした。本気のトーンです。
確かにパティシエは進学校に通わなくても就ける職業ですがこの認識の日本人が一定数存在します。(高校の先生の中にもいます)
高校生の皆さん、自身はどう考えますか?
👇就職試験についてお話したページがあります。
もしよかったらそちらも合わせて読んでみて下さい。
最後に
性別に関わらず
「『入り口のハードルが低い』日本のパティシエの離職率が高くなるのは至極当然」
とも考えます。
このページのテーマ
『99%』
は中々衝撃的な数字だと思いますが、私なりに話してきました。
長々と書き綴ってきた中には
「分かり辛い」「伝わらない」
部分もあったかと思います。
洋菓子業界に興味を持った若い人に40年近くパティシエをしてきた人間として何か伝えられる事が出来ればという思いです。
拙い文章ご了承下さい。
それでは皆さん
愛ある一日を!
👇『99%』最初のページ
お嬢さんが一年経たずにパティシエを辞めてしまったお父さんと話したことがきっかけで話したページがあります。
3年近く前のページですがもし興味があればこちらも読んでみて下さい。👇
以前製菓学校でこの類(1~5)の話をしてほしいと言われて話したことがあります。
(^^);
先生からは良かったと言っていただけましたが
「ちゃんと伝わったのか」
「本当に良かったのか」
と心配になる事がほとんどです。
※珍しい学校です。
私は製菓学校には嫌われる覚悟でこのブログを書いています。笑