チェーンソーのお手入れ その2

 
 GW連休も後半になりましたね。
ポンコツは相変わらずに明るい農村です ヽ(^。^)ノ
 

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 ぼろぼろになった燃料ホースを交換して、燃料漏れもなく調子よくなったチェーンソーで畑の開墾作業をしていたのですが、もう少しで大木の幹を切り倒せるところまでになったところで、エンジンが高回転時に息をつくようになってしまいました。
 

写真: 大木まで成長したのは、桑の木でした。
     幹の直径35センチ? 少しずつ刻んでいくしかないですね。
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 スロットル全開の高回転から力なく回転が下がってしまいます。
でも、アイドル回転は問題なしです。
ん~~~、どうしたことでしょう?
高回転時に燃料供給が足りない症状のようです。
注: 2ストロークエンジンをいじったことのある人なら、すぐに判りますよね。
   ポンコツおじさんは、ラジコン模型飛行機で散々いじり倒しましたw 
 

 というわけで、キャブレターを分解清掃することにしましょう。
 キャブを外します。
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 Walbro社製です。2ストローク小型エンジン用では、ほぼ独占的なメーカーです。

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  型番を確認します。 WA 115 と刻印がありました。

 キャブを分解する前に、メーカーのWebから、部品展開図とサービスマニュアルをダウンロード印刷しておきました。

Walbro社トップページからパーツ&サービスのページへ行き、右下のサービスマニュアルのページに進んでください。

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   燃料の流れが判りますね。

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   残念ながら日本語ではありません。でも、キャブレター調整はこうやってね、と親切ですね。
 
 では、キャブレターを分解していきましょう。
メタリングダイアフラム側(単にダイアフラムと言われ、燃料を吐出する方です)から始めました。
 
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 問題となるような、ゴミの付着も錆もありませんでした。

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  サービスマニュアルには、メタリングレバーの高さを確認とあったので・・・
 面一(つらいち)になっていること、とあります。正常ですね。

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 メタリングダイアフラムです。
金属板の中央のでっぱりで、メタリングレバーが押されます。
金属部に摩耗はありませんが、黒いゴム幕が伸び伸び状態になっています。
一度も交換していないので、限界のようです (-"-)
 

 つづいて、ポンプダイアフラム側(燃料を吸い込む方です)を分解しました。
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  開けてみて、びっくりポンw

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 燃料フィルター(細かい金属の網)が見えないくらい、ゴミがいっぱい溜まっていました (-"-)
 
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  ゴム幕のフラップバルブ部にも、ゴミがいっぱい (-"-)
 ぼろぼろになった燃料ホースだったので、ゴミを吸ってしまったようです。
 
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  精密ドライバーでフィルター網を傷つけないようにゴミを取って、パーツクリーナーできれいにしました。

 

 大量のゴミで、高回転時に燃料が不足していたのが不調の原因のようです。
このまま、元通りに組み付ければ十分に使えると思いますが、ダイアフラムを交換することにしました。
 アマゾンでも、ヤフーショップでも、「ダイアフラム」と検索すれば、いっぱい出てきます。注文しておきました ヽ(^。^)ノ


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 好い天気ですね。
バイクにでも乗ってこようっと ヽ(^。^)ノ