PATINA LIFE! 「家のこと・デザインのこと・ライフスタイルのこと」 -10ページ目

できますゼッケン

神戸の教訓を生かしてできたゼッケンです。

被災地や避難所で、ボランティアスタッフや被災された方々が自分にできることを表明するもので、4種類に色分けされています。

$patina life! 「家のこと・デザインのこと・ライフスタイルのこと」
※写真は「できますゼッケン」HPより

赤:医療・介護(肉体的、心理的な健康面をサポートできるスキル)
青:ことば(被災者同士や支援者、外部の人とのコミュニケーションをサポートできるスキル)
黄:専門技能(全ての人にできるわけではない、特別な技能に関するスキル)
緑:生活支援(掃除、洗濯、荷物運搬など避難所での生活をサポートできるスキル)

このゼッケンの目的は、

(1)ボランティアの自己スキルの確認と宣言
(2)ボランティアと被災者の意思疎通
(3)被災者同士の助け合いを促す

という3つの機能を果たす事です。


できますゼッケン
http://issueplusdesign.jp/dekimasu/

こちらのHPでダウンロードできます。
被災地に入られる方は、コピーして現地に届けて下さいと呼びかけています。



16年前、同じ想いを経験した神戸は、大変多くのボランティアの方に助けられました。

当時は私も避難所や車の中で生活していたのですが、ボランティアや避難者の間でのトラブルは、何度も起こっていました。

その多くはコミュニケーション不足によるもの。

震災から2週間。震災を生き延びたことへの安堵感が過ぎ、日を追うごとに、「これからどう生きて行けばいいのか」という不安が大きくなる時期に来ています。

避難者は、自分の望みや必要に迫られている事を、誰に何を相談すればいいのかわからないのです。

善意を受ける側も渡す側も、相手を傷つけることは望んでいません。

肉体的にも精神的にも疲労が蓄積していく中では、「相談できる相手が誰なのか」という事がはっきりしているだけで大きな安心感があり、コミュニケーションが取れるきっかけにもなる。

あの日の教訓が生かされ、少しでも避難所で暮らす方々の力になれるとすれば、大変嬉しい事です。

元気玉プロジェクト3便目未定

伸東運輸さんの3便目の救援物資輸送ですが、未定となりました。

「元気玉プロジェクト」さんによると、

・行政、政府・自衛隊の物資支援インフラの整備が進んできている事
・運輸会社(伸東運輸)の負担が大きい事
・物資の荷受、保管、オペレーションの問題

が中止の主な理由です。

しかし、行政のインフラが進んで来ているとはいえ、いまだ救援物資が行き渡らないのが現実。

「物資が届いていない地域の選定」「輸送にかかる燃料費の確保」「荷受等の効率化」が実現できれば、3便目以降の輸送再開したいとの事です。


「KOBE元気玉プロジェクト 第3便、未定のお知らせ」


ニュースでは、現地の救援物資集積場に届いた大量の物資が、本当に必要な人の元に届かず、滞っていると伝えています。

インフラ未整備、ガソリン不足、末端の避難所の状況が把握できていない事などが主な理由のようです。

大震災から10日、避難所で耐えている人たちに1分1秒でも早く届けなければいけない物が、行き場もなく山積みされている映像を見ると、悔しさでいっぱいになります。

1日を1本のバナナだけで過ごしているという状況が、未だに続いている地域もあるようです。

一刻も早くこの状況が解消されるよう願いたいです。



今回の大震災において、伸東運輸さんをはじめ、関係者の方々の素早い行動は素晴らしかった。

被災者のために救援物資を送りたいという気持ちは誰もが持っています。

でもそれを実行する術がなかった。

その道筋をつけた関係者の方々に感謝したいです。

再開するには幾つものハードルがあると思いますが、私たちもできる限り協力していきたいと思います。








第3便目ほぼ決定

3便目の救援物資輸送がほぼ決定しました。

被災地から伸東運輸さんあてに、物資支援の要請がきているようです。

救援物資輸送の詳細は下記ブログで更新されているので、チェックして下さい。



「神戸元気玉プロジェクト」



被災地には、全国からの救援物資が続々と集まって来ていますが、物資を集積場から避難所へと運ぶ流れや、物資の分配が円滑に行われていないので、本当に必要としている被災者の手に渡るまでに時間がかかっています。

今すぐにでも必要な物を、必要としている被災者に運ぶため、「神戸元気玉プロジェクト」は活動しています。

伸東運輸さんは緊急車両の許可を取り、ボランティアで車を走らせているので、必要な物を今すぐ被災者の手元に届けることができます。

「神戸元気玉プロジェクト」のブログには、現地の救援物資の情報も更新されていますので、需要のバランスを見ながら、一人一人できることから協力していきましょう。