「本当にたった十 歳だったから、訳を何も言わないで、頭が痛いとか、お腹が痛いとか言って学校休んでばかりいたら、親に余計な心配させるだけだなんて思ったりもしなかったのね。お母さんは忙しいのに私を何度も病院へ連れて行って色んな検査を受けさせたりで、とっても大変だったの。それなのに私ったら心の底であまり構ってくれなかったお母さんが何時も傍にいてくれてうれしかったのかもしれない。本当にどうしようもないよね」
「子どもが親に構って欲しいと思うのは当然さ」
「時々無理して学校へ行っても、暗い顔をして座っている私に、誰も話しかけてくれなかったし、私も何か言わなければと思っても声が出なくって、誰かに近寄るとばい菌がうつるといわれそうで、ドンドン自分の殻に閉じこもっていったの。でも学年が変わると少しずつ元の生活にもどって、学校へも行くようになったのだけど、時々クラスの子達の何気ない言葉や態度にあの時の情景がフラッシュバックして、ひどい頭痛に襲われて、心が叫ぶの、私は悪い子なんだって」
話すうちに美沙の目の前に、病状が少しずつ悪化して歩くことがままならなくなった悠子の悲しそうな顔が見えてきた。
「みーちゃん、あたしのこと好き?みーちゃんはいいなー学校へ行けて。悠ちゃんも一緒に行きたいなー」
学校から帰ると美沙はまず悠子の寝ている部屋へ顔を出した。そして今日学校であったことを話したり、悠子の好きなお人形で一緒に遊んだりして殆ど外へ出ることはなかった。
「子どもが親に構って欲しいと思うのは当然さ」
「時々無理して学校へ行っても、暗い顔をして座っている私に、誰も話しかけてくれなかったし、私も何か言わなければと思っても声が出なくって、誰かに近寄るとばい菌がうつるといわれそうで、ドンドン自分の殻に閉じこもっていったの。でも学年が変わると少しずつ元の生活にもどって、学校へも行くようになったのだけど、時々クラスの子達の何気ない言葉や態度にあの時の情景がフラッシュバックして、ひどい頭痛に襲われて、心が叫ぶの、私は悪い子なんだって」
話すうちに美沙の目の前に、病状が少しずつ悪化して歩くことがままならなくなった悠子の悲しそうな顔が見えてきた。
「みーちゃん、あたしのこと好き?みーちゃんはいいなー学校へ行けて。悠ちゃんも一緒に行きたいなー」
学校から帰ると美沙はまず悠子の寝ている部屋へ顔を出した。そして今日学校であったことを話したり、悠子の好きなお人形で一緒に遊んだりして殆ど外へ出ることはなかった。