居間へ行くと新聞 を読んでいた夫が「どうだった?」という風に目を向けた。
美沙は電話の内容をかいつまんで話し、全く訳がわからないというように大きく溜め息をついた。
「お父さん今年で幾つになられたんだっけ」
「九十だと思う。確か母とふたつ違ったと思うから」
「そうか…いくらお元気でも九十と八十八っていうのはちょっと心配だよな。どちらか寝込んだり、何か事故が起きてからでは遅いからそろそろ同居を考えた方がいいんじゃないかな」
「ありがとう。私も心配だからそうした方がいいとは思うんだけど向こうがなんて言うか。元気な間は二人でやれるからっていつも言ってるから」
「近いうちに一度話してみたらどうかな。もしよければ僕たちが二階を使ってお二人には下の部屋を使ってもらえばいいから」
「そうねー。相談してみるわ」
「その前に一階部分に手すりをつけたりとか段差をなくすようにリフォームしないとダメだろうな。どちらにしても必要な工事だからこの際考えてみようか」
母達との同居、此れは数年前から夫との間で事あるごとに話題になってきたのだが、両親があまり乗り気でないのもあったが美沙自身夫に対して申し訳ないような気がして先延ばしになってきたのだった。
美沙は電話の内容をかいつまんで話し、全く訳がわからないというように大きく溜め息をついた。
「お父さん今年で幾つになられたんだっけ」
「九十だと思う。確か母とふたつ違ったと思うから」
「そうか…いくらお元気でも九十と八十八っていうのはちょっと心配だよな。どちらか寝込んだり、何か事故が起きてからでは遅いからそろそろ同居を考えた方がいいんじゃないかな」
「ありがとう。私も心配だからそうした方がいいとは思うんだけど向こうがなんて言うか。元気な間は二人でやれるからっていつも言ってるから」
「近いうちに一度話してみたらどうかな。もしよければ僕たちが二階を使ってお二人には下の部屋を使ってもらえばいいから」
「そうねー。相談してみるわ」
「その前に一階部分に手すりをつけたりとか段差をなくすようにリフォームしないとダメだろうな。どちらにしても必要な工事だからこの際考えてみようか」
母達との同居、此れは数年前から夫との間で事あるごとに話題になってきたのだが、両親があまり乗り気でないのもあったが美沙自身夫に対して申し訳ないような気がして先延ばしになってきたのだった。