おじさんは 白い棺の中で 眠っているように見ました。
昨日までの つらそうな息遣いも
身体中に刺された点滴の針やチューブも無くて
ほんとうに気持ちよさそうに 眠って見えました。

小学生の頃 母は毎年夏休みになると
わたしと弟と妹の三人を母の実家である
おじさんの家へ連れて行ってくれた
おじさんの家の子供三人と 他にも従兄が三人 
田んぼの用水で水遊びをしたり
公民館の広場での盆踊りに行ったり
裏の竹林で暗くなるまでかくれんぼで遊んだりした

夜になると合宿のように並んでご飯を食べ
部屋いっぱいに敷き詰められた蒲団で眠りについた
今の子供のように家族旅行とかで
出かけると事の殆どないわたし達兄弟にとって
それは 一年に一度の楽しみだった

子供たちが小学校を卒業する頃まで続いていましたが
いつのまにか行く事もなくなり
おじさんの家族ともあわなくなってしまい
長い年月が経ち
みんな大人になりました。

二ヶ月前におばさんが突然亡くなり
後を追うようにして逝ってしまったおじさん
突然の知らせに病院へ駆けつけたとき
すでにおじさんの意識は無く話す事も出来無かったが
包みこんだ手の温もりが心に染み込んだ

おじさん おばさん
ほんとうに お世話になりました
楽しい思い出 ありがとう