夕暮れて

サルビアの花に頬よせ 
瞼とじれば あなたの顔が
あの頃のまま 微笑みかける
二人歩いた 草原の
燃え立つような 花群れに
永遠を信じて 誓った言葉 
聞こえてきそうな 夏の夕暮れ

サルビアの赤い花びら
散り敷く小路 今日ただひとり
失くした愛の 残り香さがす
二人で駆けた 砂山を
沈む夕陽が 紅に
染めて燃やすか 面影連れて
あなた恋しい 夏の夕暮れ
  
サルビアの花と一緒に
散らした愛が あの温もりが
今もわたしを 支えているの
二人暮らした この部屋の
グラスに挿した 赤い花
戻るはずない 靴音待って
耳を澄ませる 夏の夕暮れ