先日、北海道で2019年から毎年被害をもたらしていたOSO18というヒグマが駆除された、というニュースを目にした。

北海道のおそつべつで計66頭もの牛がその牙にかかり犠牲にとなっていた。
他のヒグマより大きな個体で神経質で賢く、人間の仕掛けた罠をくぐり抜け次々と牛を襲い地元で酪農家を悩ませていたため、毎年ハンターたちが躍起になって駆除のため奔走していた。
ところが、それがこの夏に他の地域で、若手の腕利きハンターが大きなヒグマを仕留め、初めは聴いていた特徴が異なるためOSO18だと思わなかったらしい。しかしその巨体から、もしやと思い念のためDNA鑑定してみたら、なんとその狂気の暴君のものに該当したのだ。
さて、何故このヒグマの記事が目に留まったかといえば、ワタシは以前から度々熊と闘う夢を見るのである。
夢診断では、熊と闘うのは、権力や自分よりも大きなものと闘う、または守るべきものを守ることを暗示しているそうだ。
そしてワタシは夢の中だけでなく、日常のふとした瞬間、例えば手を洗っている時、友だちと談笑している時、夕飯の支度をしている時などに、どうしたらその熊に勝てるのかを頭の中でシミュレーションしたりしている自分に気がつくのだ。
東京の住宅街でおおよそ熊とは関係ない生活の中で真剣に考えていたりするのだ。
これは我ながら滑稽なことと分かっていながらも、ふとそんな自分に気がつくのだ。

かつて、離婚をする時に、この夢や現象はよく起こった。

その為、当時の北海道のヒグマOSO18による被害や、その年も駆除できずに終わった、などというニュースにはなんとなく目がいったのだ。
離婚後3年が経過し、熊と闘う夢や脳内シミュレーションはそう度々ではなくなった。
そして、時々思い出す熊と闘う自分に、もう闘う必要がないのだ、と言い聞かせる。
そんな折にこのヒグマOSO18の駆除のニュースを知った。
北海道でも、この大きな敵との闘いに幕が降ろされたのだ。