とりあえずの退院日。まだ抜糸と右目の手術が残ってるけどね。
今回、5日で帰れたのは奇跡に近い。術前診断でも網膜症の末期状態。右と左の差は出血の出方が少し違うくらい。状態としては同じと言っても良いくらい悪かったらしい。具体的な手術としては、眼を切って中に溜まってる血液を薬剤と超音波洗浄器みたいなもので洗い流す。洗い流すだけできれいに血液がのけば、今回みたいに早く退院しても良いようになる。
(うつぶせ状態のキープが不要)それでも2時間強にわたる痛みなどの我慢が必要になるが。
で、目の中の血液が固まってしまうと、先述の方法だけでは取り除き切ることができず、網膜に固着してしまっている血液を取り除く必要かる。取り除く際に網膜ごと千切れてしまう可能性もあり、そうなると、ちぎれた部分は視力が失われる。(視野の部分的な欠損)網膜が千切れないにしても、網膜に血液が固着している状態のものを剥がそうとすると、眼球からは簡単に剥がれてしまう。眼球からはがれた網膜をくっ付けるために目の中にガスやオイルを封入してガスやオイルが水より軽くて浮く力を利用して網膜と眼球を固定する。これがうつ伏せ生活。
ガスとオイルの違いは、ガスはほっとくと勝手に抜ける。オイルは抜けないけど、オイル抜き手術が必要。網膜の状態により選択するらしい。ガスの寿命は、だいたい2週間程度。それでも固着しない時は再度ガス注入手術が必要。ということらしい。網膜の状態を診てオペ中に医師判断となるらしい。
手術の説明長くなったな。。。
あと、全身麻酔を選ぶこともできるんだってさ。眼球が上向きになっちゃうからできないって噂だったけど、そうじゃない。
内臓の手術と違って、粘膜が露出してる局所的な部分だから、そこの部分麻酔で十分なんだとか。
患者さんがあまりにも辛いなら全身麻酔の選択肢もあるよって感じで。ちなみに、医師視点でいうと、患者の痛みに耐えてる表情とか見なくて済む分、全身麻酔の方がやりやすいのだとか。手術そのものには特に影響はないらしい。
さて、そろそろお迎えみたいなので、日記終わりますです。