ご就任 | Pathfine@江東区

ご就任

当社がP-NAPサービスの取次店をさせて頂いているインターナップ・ジャパン株式会社の奥野さんが9月22日付けで新代表執行役CEOとして新し く就任されました。大変遅くなりましたが、6日の金曜日には、弊社より花が届くと思います。奥野さん、CEOご就任、おめでとう御座います。前代表執行役 CEOの吉田さんもお疲れ様でした。m<_ _>m


http://www.internap.co.jp/news/miniwin/news_20061002ceo.html


私とインターナップさんとのお付き合いは、前職時代の2002年後半頃だったと思います。
その頃、私はラドウェア社のLinkPloofという装置を使用してインターネットの上位回線の冗長化を行なっていました。今でもそうですが、上位回線の インターネットプロバイダー業社も回線障害というのは発生します。当時の流行は、クラスタリングのサーバーの冗長化で、ミッションクリティカルなサービス を提供している会社はどこも懸命に取り組んでいました。ただ、私の考えでは、サーバーの冗長化をいくら行なっても上位プロバイダーが回線障害を起してし まっては、まったく意味の無い事だと思っていました。
そこで、サービス継続性の問題解決を図るには、まず上位回線の冗長化に取り組まなければならないと考えました。ちょっと考えれば当たり前の話なのですが、 当時の私の取り組みは社内外でも変人扱いされていました。やっている事が時代の先を行き過ぎていて、社内でも正しく理解してもらえてなかったのが辛いとこ ろです。やはりマスコミやSI業社のサーバー多重化の広告宣伝に踊らされている企業がいかに多かったかと言う事です。なんだか分らないネットワークシステ ムを役員に説得して頂いた当時の上司には、今でも感謝しております。前職の役員達も、まぁ、堀井は変わってるけど、どうしてもやりたいのなら、何か良い改 善になるなら仕方ないなぁ位だったと思います。^^;
おかげ様で、上位回線の冗長化はラドウェア社のLinkPloofを使用して実現する事が可能になりました。また、上位プロバイダーで丸1日にも及ぶ回線障害中でも見事に自動で切り替わり、自動で復帰もしました。
この評判が業界にも知れ渡り、日経インターネットテクノロジーという雑誌でユーザー事例として紹介され、その雑誌と連動した日経BP社主宰の「企業イン ターネット接続の最適解」というセミナーで講演する機会も頂きました。確か、格安ブロードバンド活用術という演題でしたが、冗長化が成功したので安い回線 を積極的に取り入れて上位回線をストレージのRAIDシステムのようなものにしようという話をした記憶があります。生まれて初めての講演だったので、カミ カミの大汗ものでした。@_@;


やがて、他社でもサーバーの多重化より上位回線の多重化が急務であると気付き始めた企業が、こぞって回線冗長化をやるようになり、私もボランティア的に啓蒙活動を行なっていました。
ところが、上位回線を握るキャリアさんにも異変が起こるようになりました。せっかく2つの回線業社に分けて冗長化したにも関わらず、買収による吸収合併が 加速してキャリアの統廃合化が行なわれるようになったのです。当時10数社あった大手プロバイダー企業が、現在では3、4社の系列で分類が出来る程です。 銀行がそうであったように、社名がコロコロ変わるので、もはや最初に契約していた会社名も度忘れしてしまう程です。この時点で、あぁ、この分野はエンド ユーザーが手がけるレイヤではないなぁと痛感しました。
そんな時に、日経コミュニケーションのある小さな宣伝広告に目が留まりました。P-NAPのシステム概要図と切れないサービスを説明したものでした。ネッ トワークエンジニア向けの概要図でしたが、マルチホーミングやBGP4プロトコルの概念とか知らないと到底理解出来ないマニアックな広告でした。
でも、私が求めていたサービスが全てここにある、それがインターナップ・ジャパン(株)のP-NAPだったわけです。


http://www.internap.co.jp/feature/index.html


当社がP-NAPサービスの取次店をさせて頂いているのも前職時代からの尊敬に値する高いサポート能力と可用性・安全性・完全性の3つを兼ね備えた本物のサービスを提供しているからです。
当社のITコンサルティングでISPやデータセンターのご提案は、デフォルトはインターナップ・ジャパン様のサービスをご提案しています。
ISPやデータセンターのサポート能力と可用性・安全性・完全性にご不満をお持ちのお客様がいらっしゃいましたら、是非、弊社のコンサルティングサービスへお問い合わせ下さい。