『今のプロテスタント教会は冗談だ。聖職者がジーンズをはいたり、パレスチナ人のためにデモ行進するなど教会はショッピングセンターに堕落している』

キリスト教原理主義といわれる所以ですね。プロテスタントである聖職者がイスラムのパレスチナ人のためにデモ行進するのは許せんのでしょう。

なぜイスラム教徒が嫌いなのでしょうか?

『ノルウェーの国籍を取得したソマリア人が家で何もせず社会保障費を受け取り、急進的イスラム組織に送金している』

勤勉な俺の税金が、怠け者の生活保護費に消えているのは間違いだ。俺の税金はキリスト教の理想のために使われるべきだと律儀に考えたのでしょう。

では、なぜ労働党が狙われたのでしょうか。

労働党は中道左派すなわち社会民主主義(資本主義経済を肯定しつつ、経済格差が生じないように国が富の分配に介入し弱者にも富を分配する)を標榜する政党です。社会民主主義などは民族主義者から見れば極左思想です

キリスト教徒の白人でありながら、働かずに暮らしているソマリア人をはじめとするイスラム教徒に富を分配してきた政党及びその党員は許せないということでしょう。

共産主義やイスラム教に闘いをという主張を実践したわけですね。

第二次世界大戦時にノルウェイ人の志願者でSS-Freiwilligen-Legion Norwegenで編成され、彼らは東部戦線でソ連と闘い続けました。ベルリンの最終局面でも第11SSノルトラント師団所属の義勇ノルウェイ兵は絶望的状況にめげずに奮戦しています。最後の一兵になってもという闘いをノルウェイ人は実践してきたわけです。アンネシュ・ブレイビク君が、数時間に渡って、1人で正確な射撃を反復継続していたという点に北欧出身者の芯の強さを感じます。



日本も不法滞在者と成りすまし日本人の存在に悩まされていますが、ノルウェイもたいへん複雑な状況にあるようです。





【ロンドン=木村正人】アンネシュ・ブレイビク被告がイスラム教に反感を持ち、反移民を唱える極右国粋主義思想だったことが同被告のネットへの投稿から鮮明になっている。欧州ではイスラム系移民の過激化が懸念されているが、今回の事件は極右テロが発生する危険性に警鐘を鳴らした。

 現地からの報道などによると、同被告はノルウェー皇太子と同じ小学校に通い、15歳のとき、プロテスタントの洗礼を受けた。同級生によると、同被告は中・高校時代にノルウェー社会と若いイスラム系移民との摩擦について論文を書き、ネオナチの集会に出席していた。

2年前、「今のプロテスタント教会は冗談だ。聖職者がジーンズをはいたり、パレスチナ人のためにデモ行進するなど教会はショッピングセンターに堕落している」とオンライン投稿し、プロテスタント教会のカトリックへの集団改宗を呼びかけたこともある。

 また、同被告は反移民政策を唱える現最大野党・進歩党青年部に1999年から2004年まで属していたが退会。その際、中道寄りする進歩党の路線変更に「理想主義より政治的公平さを強調する政治家が進歩党をダメにしている」と不満を唱えていた。

 同被告はネット上に「歴史上イスラムは3億人、共産主義は1億人、ナチズムは600万~2千万人を殺した」「愛国主義や文化的保守主義は過激主義のレッテルをはられる」と書き連ねていた。

 動画投稿サイトにも登場。12分間のビデオでタイトルは「テンプル騎士団 2083年」で、共産主義やイスラム教徒への戦争を呼び掛けた。テンプル騎士団とは、中世、キリスト教の聖地エルサレムに向かう欧州の人々をイスラム教徒から守るために設立された組織だ。

フランス通信(AFP)によると、スウェーデンのネオナチのネット上の組織に09年に登録。同組織は白人至上主義として知られる。

 ノルウェーでは約2万7千人のソマリア系移民が暮らすが、同被告は「ノルウェーの国籍を取得したソマリア人が家で何もせず社会保障費を受け取り、急進的イスラム組織に送金している」との見解を示すなど、イスラム教や文化、移民に対する敵意と憎悪を持っていることがわかる。