印刷機の種類

印刷機の種類

印刷方法や印刷機について紹介。

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10年程前からオンデマンド印刷の技術が普及しだし、コスト面で少部数印刷はオンデマンド印刷するという事が一般化しました。
名前からの通り元々は、個別、バリアブル印刷を主流に動く事を期待していたのかもしれませんが、一般的には少部数印刷として利用されています。

オフセット印刷は、元々は版を作って印刷する途中の工程で、
データ(原稿)から製版>刷版>印刷という流れでした。
製版は印刷の版を作るフィルムを作る作業です。
パソコンが普及する前は写真製版と呼ばれ、それこそ専用の機械で原稿を撮影していたのです。
1色につき、1つのフィルムが入りますから、4色フルカラーの際は、4色分4枚作る必要があります。
そして4枚のフィルムから、4枚の版を創ります。

このように非常に手間がかかるのがオフセット印刷でしたが、現在はCTPが主流で、フィルム版をつくらず、データから版を作るのが主流となりました。
ですが版を作るにはコストがかかるので、版の作らないオンデマンド印刷より基本のコストが掛かります。
1000枚、2000枚も作る場合はオフセット印刷、100枚位ならオンデマンド印刷と使い分ける人が多いのはそのためです。

将来的には大部数のオンデマンド印刷なども出てくるかもしれませんね。
オンデマンド印刷の特徴は、少ない枚数、冊数でフルカラー印刷を行っても1冊単価がオフセット印刷より低いということが一つです。

また、データを印刷機に送ってすぐに印刷できるため、スピードも速いです。
そして、1つづつの内容を変えた印刷(バリアブル印刷・可変印刷)ができる事です。

活用方法ですが、仕事に活かすなら、会社案内、パンフレット、会社案内、など、名刺、ダイレクトメール、提案書、企画書、展示物、パネルなど様々な活用法が考えられます。

会社案内でどのようにつかえるか、考えましょう。
たとえば、小規模の会社で、新規営業機会があまりなく、既存の固定客が中心の会社の場合、1年に使うのは、企業に数冊、新卒の説明会などでも50冊前後ではないでしょうか。(新卒についてはいろいろな場合がありますが)そうすると、年に50冊ほどしか使わないのに、オフセット印刷ですと、500冊、1000冊もあまり料金が変わらないということで、大量に作り、倉庫の肥やしになりますね

でしたら、50冊だけをオンデマンド印刷で作ればいいですね。1冊あたりは高くなりますが、結局数年たって、内容が古くなり、ごみに出してしまうなら、使う分だけを作る方がトータルコストは安くなります。

また、データを変更すればどんどん内容を変えられるので、毎年、毎月変わる実績などの内容を最新のものにかえて使えます。

これはパンフレットでも同じですね。

名刺の場合はどうでしょうか。
名刺の印刷方法としては、いろいろな機会もありますし、会社のレーザープリンターで作っているところもありますね。
たとえば1名分の名刺を作ると考えましょう。すべてをフルカラー印刷、オフセット印刷でなどとしてしまうと、1枚の価格は跳ね上がります。今では、オフセットでも安い印刷方法はありますが。

そうなると、単色の印刷にしたり、先に台紙(ほかの人と変わらないロゴやデザイン部分を印刷したもの)を先に作って後から名前だけ入れる印刷(名入れ印刷)で行う場合もあります。

オンデマンド印刷ですと、データから直接印刷なので、台紙を作る必要もないですし、オフセットのカラー印刷の様に高くはなりません。

しかも早く手に入るので、名刺をよく使う方は便利なのではないでしょうか。
また、印刷の時間が早いということは、その前のデザインやレイアウトに時間が蹴られる、余裕をもって発注できるということですね。


では、個人利用(趣味など)の場合はオンデマンド印刷はどうでしょうか。
これは、冊子でも名刺でも、そのほかの印刷物でもかなり魅力的ではないでしょうか。
少ししか使わない、コストも安くすませたい。ワードやパワーポイントデータから印刷したいなど、
個人で印刷を頼む場合に便利ですね。

冊子といえば、同人誌(小説や漫画、詩集に写真朱などなど)。
身内で楽しむなら10冊前後から、ちょっとした展示会に出展しても50冊~100冊です。
オンデマンド印刷だと、時間、データなど様々な制約が入る場合がありますが、オンデマンド印刷の方がすこしゆるいですね。
イラストや写真から印刷する場合は、RGB形式のデータで出稿してもRGBを再現する印刷で対応している会社もあり、値段や時間だけでなく、品質も良くなる場合があります。

ただし、数によってはオフセット印刷で印刷した方が良い場合もあるので何とも言えません。

現在、オンデマンド印刷機というと、何社もあります。
本を作るのに特化した印刷機もあり、それは書店などで電子書籍を印刷するために使われています。
また、オフセット印刷に限りなく近い仕上がりができるオンデマンド印刷などもあります(かなり印刷機自体が高いので、印刷物も高くなるかもしれませんが)


オフセット印刷とよばれるものは、版にインクを付けて、一度ゴムや樹脂素材に一度インクを写し印刷する方法です。
直接版を直接紙につけないので、オフセット(OFFSET)と呼ばれます。

現在ではおもにオフセット印刷というと、オフセット平版印刷(平べったい紙に印刷する)のことです。
ロール紙などに印刷する輪転印刷はそのまま輪転印刷と呼ばれます。

オフセット印刷は、印刷機の精度も良く、仕上がりもきれいです。
また、数を多くすることで、ある程度まで1冊あたりの単価を下げることができます。
つまり、版をつくる固定費がかかるため、100部も1000部も料金があまり変わらなかったりします。

また、CMYKの4色フルカラー印刷の場合は、分版しますし、網点と呼ばれる、CMYKの細かな点の数により色を調整するため280dpi~350dpiの解像度が無いと、きれいに印刷できません。
また、RGB画像をそのまま使うと色合いはかなり変わります。
そして、きっちりとしたサイズ、データが必要になるので、データ作成にも印刷知識が必要なことが多いですね。

オフセット印刷では、昔は
データから、4枚のフィルム(CMYKそれぞれのフィルム)を作り、フィルムから印刷に使う版を作るという工程が主流でしたが、
現在は、データから直接版をつくるCTPという工程が主流になっています。

作成日数が短くなったことと、1工程がなくなったため、少し価格が安くなっているのではないでしょうか。

同人誌や自費出版をしている方は、最近オフセット印刷になじみがありますが、ちょっと前から、オフセットというと、カーボンオフセットなど環境対策としての言葉にオフセットがつかわれだしたので、そちらのイメージが強いかもしれませんね。

環境問題も最近はどこまで信じればよいのか難しい時代ですが。



冊子印刷を頼むとき、オンデマンド印刷とオフセット印刷で料金が違います。
この差はなんなのでしょうか。

オンデマンドサービスとは少ない数(オリジナルなど)を短い時間で手元まで届けてくれるサービスです。
印刷物でいうと、同人誌や名刺、ポストカードなどはこういうサービスを使うと便利ですね。
では、これらの印刷物がオンデマンド印刷で作られているかというとそうでもなかったりします。
オフセット印刷でもすぐに届いたり、数が少なくても対応してくれるものもあります。

では、この両者の印刷の違いはどこにあるのでしょうか。
結論から言うと、オンデマンド印刷機、オフセット印刷機という印刷機の違いがあるようで、それぞれ特徴があり、値段もそれぞれ違うということみたいでして、この辺りをよく知っておいた方が良いようです。

まず、オフセット印刷とはどのような印刷かというと、簡単に言うと、印刷の仕組みから勉強しないといけませんね。

この近代の印刷技術ですが、今のドイツ、当時は神聖ローマ帝国だったころのグーデンベルグさんが発明しました。
それ以前も印刷はあったのですが、いわゆる版画の様に、木に彫ったものを刷ったりするのが中心で、金属による活字の活版印刷機械をはじめてつくったのはこの方なのですね。

日本でも葛飾北斎の富士山のイラストなどは有名ですが、あれも手書きではなくて、木版印刷(版画)ですね。

それとは違って大量に早くできるということは、様々な情報が多くの人に伝わるということです。
これは、すごいことだったようで、電話や無線の利用や、今のインターネットの利用以上で、情報伝達の正確さや速さが変わったのではないでしょうか。


話はまた、もどりまして、
そのあたりから様々な印刷機が発展して、

現在のオフセット印刷に至るわけです。
このオフセットの意味ですが、相殺する、埋め合わせる、対位置にあるなどの意味があるのですが、
オフセット印刷とは、
版と紙が直接付かない印刷のことを言います。

版についたインクを一度、ゴムなどにくっつけて、そのゴムを紙に当てて印刷します。

現在では、オフセットの平版印刷(平らな紙を印刷する印刷機)を通常オフセット印刷といいます。
新聞や大量のチラシなどを印刷する印刷機は輪転印刷機といいます。

オンデマンド印刷とは
レーザープリンターを大きくしたような機械で、主にデジタルデータから直接印刷します。

オンデマンドという言葉通り必要な時に必要なだけ作る印刷ということで、
たとえばオフセット印刷で少ない枚数を印刷すると、版の作成と機械を動かすコストでとても高くなってしまいます。その代り、ある程度枚数が増えると、材料代が増えるだけになるので、コストは下がります。

オンデマンド印刷機の場合は、メーカーの設定したカウンター料金があり、1枚につき料金が決まっています。

版が無いので、少ない枚数の場合、トータル価格はオフセットより安くなります。
ですから、少ない枚数でちょっとずつ内容を変えているものなどを印刷するのに向いています。
ですが、たくさん印刷すると、トータル金額はオフセットより高くなってしまいます。
また、インクによる印刷(オフセット)とトナーインクによりる印刷(オンデマンド)の違いにより、仕上がりがりの特性が少し違います。

インクで印刷するため、オフセットの場合は、加工する前にインクを乾かす必要があります。
そのため時間が必要になります。

オンデマンドは、トナーによる印刷になるため、熱で色の粉を溶かして紙に定着させます。
ですから、濃く印刷した部分は、折り曲げたりすると、色が剥げる場合があります。

色合いについては、昔はオイルを上に吹き付けた様な仕上がりで印刷とはすぐに見分けがつくものもあったのですが、最近はオイルの量も少なく、仕上がりも上品で、印刷の色合いに近い仕上がりの印刷機も増えました。

またRGB形式のデータから、自動調整して印刷できるものもあり、鮮やかな仕上がりも可能になっています。

ただ、グラデーションの表現が甘くムラになるものもあり、それぞれの特徴を考えて印刷するのが良いでしょう。

ただ、印刷時間からいうと、オフセットの場合は版の作成が必要な場合もあり、オンデマンド印刷の方が早いでしょう。


それぞれメリットを考えて使い分けるのが良いでしょう。