ジェネラル・ルージュの凱旋 海堂尊
『田口・白鳥シリーズ』の第3作目

「ジェネラル・ルージュの凱旋」のストーリーは、
前作「ナイチンゲールの沈黙」と時系列が同一で
表裏一体の作品となっています。
また、出てくる登場人物等は、
前作を読まないと、よくわからないと思いますので
「ナイチンゲールの沈黙」を是非、一読してから
「ジェネラル・ルージュの凱旋」を
読んでいただきたいですね
読んだ感想というと、非常に面白かったです。
非常に内容もよく、テンポもよく、
読後感も爽快でした
そして、1作目から名前だけは出てきていましたが
姫宮さんも、ついに満を持して登場します。
さて、本作の騒動の渦中の人物
ICU部長、速水部長。
彼の男気と行動力、切れ味のある論理。
どんな相手に対しても持論を伝える姿にすっかり、心酔
かっこいぃなぁと
問題が問題でないぐらい、かっこよく描かれていて
読んでいて、論点を間違えてしまうぐらい
速水に対して、描かれているなぁと。
エシックスの沼田との壮絶なやりとりも実に軽快で、
今回は、田口&白鳥ペアですら
影が薄く感じられるほどの、速水の存在感。
と同時に、今までの田口さんが見違えるほど
意見をはっきり言います。
終盤の騒動は、まさしく現場に同じく立っているのか
と思ってしまうぐらい、臨場感があり、緊迫感があり、
リアルに、本を通して伝わってきます
前作、前々作を通して、読むと
オススメの一冊ですネ
そういえば、今週末の3/7(土)から、ロードショーですね
前作の「チームバチスタの栄光」、
昨日テレビでやっていましたね
したたかな、戦略ぜよ・・・
|柱|ー ̄)
【背表紙】
ジェネラル・ルージュの凱旋(上)
『チーム・バチスタの栄光』『ナイチンゲールの沈黙』でおなじみ海堂尊が贈る、
大人気〈田口・白鳥シリーズ〉みたび登場!
伝説の歌姫が東城大学医学部付属病院に緊急入院した頃、
不定愁訴外来担当の田口公平の元には匿名の告発文書が届いていた。
“将軍(ジェネラル)”の異名をとる、救命救急センター部長の速水晃一が特定業者と癒着しているという。
高階病院長から依頼を受けた田口は調査に乗り出す。
ジェネラル・ルージュの凱旋(下)
高階病院長の特命で、速水部長の収賄疑惑を調べ始めた田口だったが、
倫理問題審査委員会による介入や、新人看護師と厚生労働省のロジカル・モンスターの登場で
さらに複雑な事態に巻き込まれていく。
悲願のドクター・ヘリ導入を目前に、速水は病院を追われてしまうのか。
切り捨てられてゆく不良債権部門・救急医療を守る男の闘いと、
医療の理想と現実をダイナミックに描き出した傑作エンターテインメント。
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ジェネラル・ルージュの凱旋(上)/海堂尊
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ジェネラル・ルージュの凱旋