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本好きな知り合いの方から、面白いから
オススメやでぇ~と進められたこの本
ようやく、読む機会ができて
読んでみたのですが
いやぁ~、かなり面白かったですね
一気に読み終わってしまうぐらい
話のテンポもよく、面白かったです。
犯人が観覧車をジャックした経緯や、
たまたま、乗り合わせたそれぞれの登場人物は
回想シーンで、明らかにされ
それぞれの人物像に厚みがまされていきます。
何が目的で、観覧車をジャックしたのか。
そして、なぜ観覧車なのか。
警察に対し声明文を出し、メディアが観覧車を取り囲み
ほぼ脱出不可能な状態の中
身代金の受け渡しが成功する確率なんて皆無に等しい、
ほぼ不可能と思われる状況を、どのように打開していくのか。
犯人も、憎めない人物像で
最終的に、応援してしまいました。
ラストシーンは、衝撃の連続。
そこは、そういう繋がりがあったんや。
あぁ~そうだったのか。だから、観覧車を選んだんだ。
犯人は、そういう結末をも想定していたんだね。
偶然乗り合わせた人々にも意味があって・・・。
最後のシーンに向かって
つながっていく伏線は軽快そのもの。
オススメの1冊です
木下半太さんの本は、今まで読んだことがなかったのですが
非常に面白かったので、
悪夢のエレベーターや、悪夢のドライブがあるので
また、今度読んでみようと思います。
また、エンターテイメントとしてとらえても、非常に面白い作品だとおもうので
映画化や、ドラマ化されたら見てみたいと思える作品ですね
【背表紙】
ゴールデンウィークの行楽地で、手品が趣味のチンピラ・大二郎が、
大観覧車をジャックした。
スイッチひとつで、観覧車を爆破するという。
目的は、ワケありの美人医師・ニーナの身代金6億円。
警察に声明文まで発表した、白昼堂々の公開誘拐だ。
死角ゼロの観覧車上で、そんな大金の受け渡しは成功するのか!?
謎が謎を呼ぶ、傑作サスペンス。
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税込 680 円

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悪夢の観覧車 (幻冬舎文庫)