この梅雨の時期、気持ちを華やいだものにしてくれるものに、紫陽花があります。
学名をハイドランジアと言って、意味は水を入れる器です。
大きく開いたガクは、確かに水を入れる容器のように見えます。梅雨の時期、雨がふるとガクに水がたまるのも、風流で良いですよね。
アジサイの有名な話として、土壌のpHによって花の色が変わると言いますが、実際のところはそれは一要因にしかすぎないそうです。
pHはもとより、花(アジサイの花は真ん中の小さいのです)が、咲いてどれくらい経ったのか。
そういったもろもろの環境が要因として、色が変わるみたいです。アジサイは、花びら自体はすぐに枯れてしまうのですが、ガクはかなり長持ちをします。
また、ガクは枯れても散らずに、冬になって寒くなるまでつけているものもあります。
アジサイの特性として、潮風に強いということもあり、アジサイの名所には海辺が多いこともあります。
特に鎌倉などは有名で、湘南の海とアジサイはとても綺麗です。
そんなアジサイですが、アジサイの漢字『紫陽花』は、本当は別の花をさす言葉だって知っていましたか?
紫陽花と名づけたのは、中国の白居易という古い歌人です。この白居易が、名づけた花こそ紫陽花なのですが、これがアジサイではなく、おそらくライラックあたりのことだろうといわれています。
ですが、平安時代に源順が、この漢字をあてはめて紹介したことから、アジサイの漢字として紫陽花が伝わるようになりました。
確かに、アジサイの紫色の花だと、解りにくいですよね。
ちなみに、アジサイの語源は、あづさい。藍が集まったものという意味です。
また、花言葉の面で見ると、この花をとてもよくあらわしていることが伺えます。
冷淡、辛抱強い愛情、無情。
ガクが枯れても、まだ形を残す様は、確かに無情にも見える。
雨の中に咲いている姿は、冷淡にも見える。
そして、そんな時期に咲くアジサイは、何よりも耐えて花咲かしている。そういう印象も受けます。
以上がアジサイについてです。
梅雨の時期、ついつい外に出るのは億劫になりますよね。
雨が降ると、気分がめいってしまう。
通勤、通学も、だいぶ不便になるし、イライラすることもある。
だけれども、そんな時こそアジサイの花を見て、心に余裕を持っていきたいものですね。
雨を楽しむこと。そんなことを、アジサイの花は教えてくれます。