responsible writing | 弁理士Hの気まぐれメモ

弁理士Hの気まぐれメモ

カモノハシのイコちゃんをこよなく愛する38歳弁理士♂が、日頃の仕事で知り得た情報でメモっておこうと思ったことや、思ったことをとりとめもなく発信します。

お久しぶりです。今の会社に入って7ヶ月が経過しました。いろいろと問題点はありますが、楽しくやっています。

こないだ社内でマネージャーを対象とした特許に関するイベントを行い、研究員の方には自社の特許出願状況、また他社の面白い特許公開の情報交換をしてもらいました。

そのついでといっては何ですが、メールなどの書類を書く時の注意点を僕の方から話しました。それが、responsible writingです。何がresponsibleやねんという疑問があるわけですが、もし研究員が特許に関してコメントをする際、いいかげんなことを書かないで欲しいということです。

自分の製品が他社の特許を侵害してる!めいたことを安易に文章にすべきではない、というのが基本姿勢です。

一つに、法律の専門家でもない一介の研究員が法律的なコメントを安易にしてはいけない。米国のDiscoveryなどに引っかかって、書類を全て提出してしまった場合、その安易なコメントのおかげで故意侵害と判断され、三倍賠償となるのは賢明ではありません。そうでなくても、社外に漏れてしまったら、いいことはありません。

実は、この内容は、僕が前にいた会社で口を酸っぱくして言われていた一方、今の会社ではユルユルだったので、この話をする必要があるかを上に相談して、その結果goとなったわけです。

日本の会社ではどうなんでしょうか?