初めての一人暮らしについて思いだしたことがあるので、追記いたします。
アパート、マンションなどを借りるときには、通常、不動産屋さんが仲介いたします。ところが、私が一人暮らしを始めたときには不動産屋さんの仲介はありませんでした。
東京大学内部のどこかの部門でアパート、賃貸を仲介してくれたのです。
詳細は覚えていないので、インターネットを検索すると、現在でも東京大学生活協同組合がアパート、賃貸を仲介する業務を行っています。
https://www.u-tokyo.ac.jp/ja/students/welfare/h04_06.html
このようなルートで賃貸を探したのですが、その当時も現在も本郷キャンパス界隈には東京大学の学生にのみアパートなどを賃貸する大家さんがあります。
そういえば、お隣さんは、東京大学法学部の学生でしたが、卒業後は大手新聞社に就職しました。
そのお隣さんは、東京大学医学部の学生でしたが、東大理科2類から医学部に進学しました。極めて成績優秀ということですが、その背景は進学振り分けにあります。
東大では2年生のときに学部、学科が決まります。理科3類ですと、ほとんどが医学部に進学します。ところが、理科2類から医学部に進学することも可能ですが、その人数は制限されています。たしか10人以内ぐらいではなかったかな。理科2類から医学部に進学するのは難関を突破した学生だけです。
その医学部学生は北陸地方の出身でした。
そういえば、ある日、5分も10分も手を洗っているので、「どうしたの」と尋ねたところ、「今日、初めて解剖実習があった」という返答がありました。思わず、納得しました。
私は卒業後、米国留学したのですが、その留学中にお隣さんの連絡先もそのお隣さんの連絡先も分からなくなりました。
その当時、住んでいたアパートは現在は取り壊され、全く別個の建物が立っています。