2022年2月1日から今日、2月3日まで、第7回CiNet会議がオンライン開催されているのですが、今日もこの国際会議をオンライン聴講いたしました。

 

この国際会議の大取は、京都大学大学院医学研究科・医学部の伊佐正教授が務め、脊椎損傷の回復に関する講演をなさいました。

 

脊髄が損傷したときには、感覚がマヒしたり、運動機能に障害が起きたりするのですが、従来、このような障害は回復しないとされていました。

 

ところが、近年、伊佐正先生を筆頭とする研究者が脊髄損傷から回復するためにはどうしたらよいのかと研究をして、脊髄損傷から回復することができるようになることが期待されるようになってきました。

 

現在では先進医療になりますが、そのうちに多数が脊髄損傷から回復できるようになるかもしれません。

 

伊佐正先生は、神経科学の第一人者であり、日本を代表する高名な神経科学者ですが、同時に円満な人格者であり、皆から尊敬されています。

 

伊佐正先生のご講演を拝聴していると、どうしても、数年前に伊佐正先生に対して、大変な失礼をしたことを思い出してしまいます。

 

数年前といっても、実は2018年7月のことになりますが、その当時、伊佐正先生は日本神経科学学会の会長に就任していました。伊佐先生が永年に渡って神経科学の発展に貢献したことを考慮すれば、当然なのですが…。

 

リブログに概略が記載されているのですが、2018年7月に神戸コンベンションセンターで開催される第41回日本神経科学大会に、小職はマイクロ波聴覚効果に関する演題を応募したのですが、却下されました。

そこで、この却下の取消を求めて、2018年6月下旬に東京地方裁判所に仮処分を申請いたしました。演題の却下は、憲法が禁止する検閲であり、マイクロ波聴覚効果という科学上の真実を隠蔽していると立論しています。

 

仮処分申請書に、債務者として、日本神経科学会の代表者氏名を記載することが求められるのですが、伊佐正先生の氏名を明記いたしました。

 

「裁判沙汰」という用語もありますが、日本の一般常識としては、訴訟のようなことはなるべく避けるべきとされています。

 

その当時、弁護士に依頼することなく、本人訴訟で仮処分を申請しているのですが、私の周りには、誰も仮処分申請を止める人はいないわけです。

 

それにしても仮処分申請で伊佐正先生に大変にご迷惑をおかけいたしました。ここに謝罪いたします。