昨日、1月11日は、深層学習の第一人者、福島邦彦先生によるオンライン講演 「脳に学ぶ視覚情報処理」を聴講いたしました。この講演は、電子情報通信学会サービス委員会が企画した第21回IEICE ICTパイオニアWebinarとして、企画したものです。

 

福島先生は、1979年にネオコグニトロンという人工知能を発表したのですが、ネオコグニトロンの構造は、トロント大学のジェフリー・ヒントン氏が提案した深層畳み込みニューラルネットワーク(深層 CNN)の構造と基本的には同一です。

 

ネオコグニトロンも深層CNNも文字認識などの視覚パターン認識で高い能力を発揮いたします。

 

福島先生は、2021年に下記の論文を発表しているのですが、昨日の講演の一部は、この論文の内容のようです。

 

K. Fukushima, "Artificial Vision by Deep CNN Neocognitron," in IEEE Transactions on Systems, Man, and Cybernetics: Systems, vol. 51, no. 1, pp. 76-90, Jan. 2021,

doi: 10.1109/TSMC.2020.3042785.

 

いずれにしても昨日の講演は大変、勉強になりました。