イスラム武装勢力が学校を襲撃、生徒ら130人以上死亡 パキスタン
2014年12月16日 21:38 発信地:ペシャワル/パキスタン
【12月16日 AFP】(一部更新、写真追加)パキスタン北西部ペシャワル(Peshawar)で16日、同国の軍が運営する公立学校がイスラム武装勢力「パキスタンのタリバン運動(Tehreek-e-TalibanPakistan、TTP)」に襲撃され、少なくとも130人以上が死亡した。死者の大半は生徒だという。州政府高官が明らかにした。
ペシャワルを州都とするカイバル・パクトゥンクワ(Khyber Pakhtunkhwa)州のイナーヤトゥッラー(Inayatullah)州上級相によると、これまでに少なくとも合わせて104人の遺体がペシャワル市内の2つの病院に搬送された。同州保健相によると死者には2人の教員も含まれている。また同州情報相は、死者は130人に達し、ほぼ同数の負傷者がいると語っている。
目撃者によると、午前10時30分(日本時間午後2時30分)ごろ、軍の制服を着た少なくとも5人の戦闘員が学校に侵入してきた。そして校舎が揺れるほどの大きな爆発があり、その後、武装集団が教室を渡り歩き生徒たちに発砲した。襲撃グループが着ていた制服についてペルベス・ハタック(Pervez Khattak)州首相は、準軍事組織である辺境州防衛部隊(Pakistani Frontier Corps)のものだったと語っている。
パキスタン軍のアシム・バジワ(AsimBajwa)大将は、事件発生から約5時間半が経った時点で、学校の建物からは1棟を残し、襲撃犯を一掃したと語った。武装勢力側5人を殺害したとしている。
犯行声明を発表したTTPは、周辺地域における軍による大規模な掃討作戦に対する報復だとしている。戦闘員らは、学年が上の生徒を撃つよう命じられているという。(c)AFP/Saad Khan
マララさんがノーベル平和賞を受賞したきっかけも、
今回と同様な学校の襲撃です。
ところで、話題が変わりますが、
今日、CNN,BBCは、
パキスタンの学校虐殺を大きく取り上げています。
昨日、CNN,BBCは、オーストラリアの首都、シドニーの
カフェ人質事件を繰り返し取り上げました。
いずれもイスラム過激派が実行犯であり、
パキスタンからシリアに及ぶ中近東は
テロの巣窟という印象を与えます。
やはり、米国、イギリスは中近東諸国と対立しているのが、
ニュースに反映されているのでしょう。
興味深いことに、日本のニュースを日々、視聴していると、
中国に対して悪印象を抱くようになります。
すると、どの国家であっても情報省が暗躍して、
マスコミが取り上げるニュースを取捨選択することにより、
国民に対して日々、プロパガンダを実行して、
一方、テレビを視聴していると、コマーシャルを通じて、
特定の企業に対して良い印象を持つようになったり、
商品を購入したくなることもあります。
視聴者はテレビ局に料金を支払うことなく
番組やコマーシャルを視聴する一方、
スポンサーがテレビ局に料金を支払っています。
すると、視聴者は、情報省、テレビ局、スポンサーが
意図するように教育ないし洗脳されているのが
実態ということになります。
テレビ番組を見過ぎると、おバカになるので
ほどほどにしましょう。