「自衛隊 知られざる変容」という書籍から、
1973年に東京都内のホテルの会話を傍受したエピソードの紹介です。

ホテル内に盗聴器がしかけられ、
盗聴器のマイクが拾った音声を無線で飛ばしたのでしょうかね。

それとも、大井通信所のレーダードーム内部に設置されているレーダーから
マイクロ波パルスをホテルの一室にいた金大中氏の頭部に発射し、
その反射波を解析して、
反射波に組み込まれている脳波から会話を盗聴したのでしょうか。

技術的には可能です。暗号解読技術として、脳波も解読できます。

脳波を解読しているときには、ナマの電波情報は報告できません。





朝日新聞「自衛隊50年」取材班
2005年5月30日
朝日新聞社

337ページから引用

秘密に包まれた電波傍受活動。
その運用を外部からうかがい知ることは不可能に近い。

例えば、国内の通信・電波は本当に傍受の対象となっていないのか。

「情報本部の電波部に国内の電波を傍受する任務はない」
自衛隊関係者らは口をそろえるが、別の証言もある。

「上空の色々な電波を聞いているから、(自然に)聞こえてくることはある」

関係者によれば、電波部の前身である陸幕二部別室(二別)時代にこんなことがあった。

1973年8月。東京都内のホテルから発信された韓国人たちの会話を、二別担当者が傍受した。
金大中氏拉致事件の実行者たちだった。
傍受したのは自衛官ではなく、内閣調査室(現内閣情報調査室)の外郭団体からの出向者。

当時、勤務していた二別室員によれば、非軍事案件は内調関係者が担当し、
大井通信所に独自の機材を持ち込み、国内の電波を傍受していた。
内調関係者はその後ほどなく、国会での追及を恐れて二別から姿を消したという。

引用終了

ホテル内での会話を傍受していたのなら、拉致の瞬間も分かりますよね。
金大中拉致事件を阻止してほしい。

KCIAが船で韓国に金大中氏を連れ帰っているのだから、
阻止する時間的な余裕はあるでしょ!

通信傍受そのものが目的となっており、全く役に立っていない