スパイの小道具

時事ドットコムが本物のスパイの小道具と映画007の小道具の写真を紹介しています。

1枚目の写真は、1949年にドイツで製作された腕時計に仕込まれた小型カメラです。
1949年の時点で、フィルムカメラをここまで小型化したのは驚きです。

2枚目の写真は、かかとの部分に発信器を仕込んだ紳士靴。
外観は、スーツに似合う上品な紳士靴。
ターゲットとの会話を別個の場所に送信して、傍受、録音可能にしていたのであろう。
旧ソ連の国家保安委員会(KGB)が使ったそうである。

第二次世界大戦中にナチス・ドイツが使用した暗号製作機「エニグマ」の写真もある。
エニグマの外観は、現代のノートパソコンに若干、似ており、キーボードが大きいことが異なる。
エニグマは、通常の文章を無意味な文章に変換する。

エニグマのしくみを考慮すると、
通常の文章を無線送信するときに、一般的でない通信方式で送信すればよいのでは、
という発想が浮かぶ。
一般的でない通信方式では、文字情報が一見、無意味な電気信号に変換される。


映画007との比較

敵国の暗号製作機は、イギリス人スパイが主人公の映画007シリーズにも登場する。

実話では、第二次世界大戦中に、イギリスがドイツの暗号製作機「エニグマ」の暗号解読に成功している。

これに対して、1964年に日本で公開された映画「007 危機一発」、及び、
1972年に改題されてリバイバル公開された映画「007 ロシアより愛をこめて」では、
ソビエト連邦の女性情報局員タチアナが最新鋭の暗号解読機を手土産に西側への亡命を希望し、
ジェームズ・ボンドがタチアナのボディガードとして登場する。

暗号製作、暗号解読は軍事スパイの世界である。

自衛隊のスパイ

防衛省、自衛隊のスパイも同様な小道具を使っているのではと推測する。

道ですれ違った人が、実はスパイであり、
このような小道具で写真を隠し撮りしているのだろうか?

現代の技術では、携帯電話に組み込むことができるほど、カメラは小型化している。
そのような小型カメラは意外な道具に隠すことは可能である。

MEDUSAなど軍隊が使っている兵器を紹介しているので、
自衛隊のスパイが筆者を監視していても不思議はない。

通信傍受法

筆者はMEDUSAなどの情報について、ネットを経由して入手しているので、
自衛隊のスパイは筆者がアクセスしているサイトをひそかにチェックしているかもしれない。

このような行為は通信傍受法30条に違反し、通信の秘密を侵す罪となる。

通信傍受法はテーマが異なるので、次の記事で紹介する。