ブログが利用されるようになってから、個人が情報発信できるようになり、インターネット上に膨大な情報が書き込まれるようになってきた。
それに伴い、それらの膨大な情報の中から真に役立つ情報を取り出す技術、それらの情報を整理する技術が重要になってきている。
これがGoogle大発展の理由の一つだろう。
地球上の全ての知識を整理しつくすというGoogleのポリシーは非常にすばらしい。
だが、特許検索をやっていればわかるのだが、必要な情報を漏れなく調べることはほとんど不可能と言ってよい。
専門の会社に依頼したら、数百万から1千万以上の費用がかかり、それでも完璧に全てを調べられるかはわからない。
Googleのシステムではそこまで網羅的で、漏れのない検索ではなく、重要な順に表示することで必要な情報にアクセスするという目的は達成される。
しかし、特許調査の立場から言うと、漏れのない検索エンジン、そのキーワードに少しでも関係のある情報を全てヒットさせてくれる検索エンジンがあれば本当に役に立つ。
上位の役に立つページの検索エンジンも重要だが、有名でない雑誌などで関係する技術を調査する検索エンジンは今後重要になると思われる。
もっともその前提として、原住民の言語で書かれた古代文書等が先行文献になるとすると、まずはそのデータベースがなければ話にならない。
そういう意味では、検索エンジンだけでなく、世界中の全ての知識をデータベース化することの方が先なのかも知れない。