第5章 同期電動機 5.5節 出力
同期電動機の固定子回路に生じる逆起電力(同期電動機の逆起電力の位相は、なぜ対称三相となるのか? | 電験三種向け 発電機・電動機・変圧器の解釈 (ameblo.jp))の位相変化が分かると、固定子回路に交流回路のオームの法則を適用することで、固定子回路に生じる電流の位相も分かります。
すると、芋づる式に逆起電力部分での出力について、瞬時電力と有効電力の観点から考察していくことが可能になります。
特に、同期電動機は、負荷の大きさに応じて、回転磁界と回転子の間に角度差が生じます。なお、この角度差については、多くの解説で「負荷角」という形で紹介されておりますが、説明が雑すぎて4極以上の機器に対応できていないのが実情です。それが、電験三種の機械を難しくしている理由にも思います。
本節では、その角度差が、瞬時電力と有効電力に対してどのように影響してくるのかも気になるところです。
(その解説は本書に記載されています↓)
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