今回は、参考書の紹介はお休みです。

 

 私の受験時代(2014-2015、2019-2020)、電験三種の受験科目「理論」「電力」「機械」「法規」の中では、「機械」が一番難しかったと記憶しています。

 

 たぶん、同じように感じている受験者も多いと思います。

 そう感じている段階で、自分の苦手意識を把握できていることになるので、合格に向けて前進した状態にあると思われます。

 

 機械の中でも特に難しいのは、

 「直流機(発電機・電動機)」

 「同期機(電動機・発電機)」

 「誘導電動機」(ちなみに、電験三種での誘導「発電機」の出題は稀ですよね…

 「変圧器」

の4機でしょう。

 

 もちろん、機械の中では、この4機以外の分野もあります。しかし、4機に勝ることはなく、どちらかというと理論分野の一部と言っても良いような気がしており、市販の参考書による独学で十分に対処できた記憶があります。

 

 しかし、4機については独学のハードルが高いと思われます。なぜ、4機が難しいのでしょうか?

 

 それは単純な話で、機器の動作を詳しくイメージするための十分な情報が出回っていないのが大きな要因だと思っています。

 最近では、電験三種に関する動画や色々な情報サイトが開設されており、10年近く前よりも情報収集が相当便利になっているとは思います。

 しかし、4機については、「何となく」動作イメージができるに留まる情報が多く、詳しい動作イメージとなると、探しても簡単に情報が出てきません。

 

 もし、4機が苦手すぎるという方は、遠回りに思えるかもしれませんが、いったん演習を止めて、4機の詳しい動作情報(要するに、基礎の基礎ですね)をしっかりと把握することに専念してみては如何でしょうか?

 そうすることで、そのうち演習問題の解説がスムーズに理解できるようになり、気持ちよく勉強できモチベーションも上がってくると思います。急がば回れ的な戦法ですね。

 

 本書では、そんな4機に関する、詳しい情報の提供を心がけております。4機の基礎をじっくり学びたい方にお勧めです。

 

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