白い家
(ここで語り手が増えて、また戻ります。)
私がほとんど眠った状態で浮かんだ映像や言葉を
つらつらと書いた感じです。
こうすれば面白くなるとか、
因果関係、整合性、脈絡なんか全部無視して、
眠りながら、ただ書き連ねただけの物語です。
だからフィクションです✨
ずいぶん歩いてきたなぁと周りを見渡してみたが
これといって 変わった景色は見当たらない。
空は青く、どこまでも続いていて、
そのうち全てが空になってしまうのではないかと思うほど 優しく、ぼんやりと動いている。
むせ返るような芝生の匂いは、
きっと彼が大好きな香りなんだろう。
彼が子供の頃に
身体中に浴びた太陽の光と芝生の匂いは、
今こうして 彼の世界を創り出している。
きっと白い家もまた彼が大好きな何かが詰まっているのだろう。
あなたは、どの時点でもこの本から離れていく事が出来る。
常にあなたの自由意識が尊重される。
そう言えば
メガネウサギはどうしただろう?
振り向いても ただ風になびく芝生の大草原が
広がっているばかりで
メガネウサギの姿は見当たらない。
白い家が何処にあるのか、
どんな建物なのか、何も分からない。
聞けば良かったが 気付いた時には
既にこの大草原を歩いていた。
この世界には途中というものが無い。
あの信号を右に曲がって、
そのまた次の道を左折したら‥
なんて事が無い。
白い家をなんとなく思い浮かべて、
自分の心がなんとなく合わさったような気がしたら、なんとなくその辺りに居る。
便利なのかどうなのかは別にして
ここが何処なのか全く分からない。
が、不思議と不安は無い。
白い家を探さなきゃいけないという強迫観念も
無い。
ふとメガネウサギに貰った「Q9」と書かれたカードを見る。
このQは、おそらく、questionなんだろうなと
思いながら歩いていると小川に出た。
キラキラと流れていく小川の上を
黄色い小さな蝶がチラチラと飛んでいる。
なんか、一瞬、あれっ⁈と思ったら
目の前に白い家があった。
小川と蝶にお礼を言い、白い家に近寄ってみる事にした。
クッキーを焼いて待ってたんだ。
ずっと。あなたがくるのを。
白い家の窓から9人の女の子達がこちらを
のぞきこんで、
皆で手を振っていた。
メガネウサギさんと一緒に来たんだね。
あなたは女の子達と昨日も会っていたような不思議な感じに包まれました。
ここには過去も未来も無い。
全ては今この瞬間が全てだ。
メガネウサギさんは
あなたの横に立っています。
少しお粧しをしてステッキを持って立っています。
私がここまで付いてくるとは思わなかった。
どうやら、と
彼はあなたが大好きなようだね。
あなたに彼と同じ香りを感じる。
匂いじゃダメなんだ。
香りである事が大切なんだよ。
そう、香りじゃなきゃダメなんだ。
メガネウサギさんは、
あなたにウインクをして
白い家に入っていきました。