どうも、大学時代の友人の話です。
学生時代に一番呑んだ友人と思います。
暇があれば、お互いの部屋を訪ねていました。
で、毎年年賀状を送ってくれていましたが。
昨年から届かなくなった。
で、今年も届かなかった。
この一枚が生存確認だったのだが、これが切れた。
流石に二年連続はチョットね。
と、言う事で携帯に電話する事に。
二回連続で留守電になる。
翌日の三回目で留守電にメッセージを入れる事に。
「大学の同級生のバードです。
この携帯番号がK君もモノだったら返事ください」と、入れます。
一応、番号が違う場合も考えていた。
で、翌日はかかって来なかった。
「う~~~ん、番号が変わったか?他の手段を考えるか」
と、諦めていた時に電話がかかってきました。
ココが一番の見せ場ですが。
AM3:35にです。
初め何の事やら解らなかった、地震かと思ったが、怖くなって電源を消してまた寝た。
寝る前に、何だ?いたずらか?どう言う事だ??
と、なかなか寝付けずにいた。
で、翌日見てみると留守電メッセージが入っている。
聞いて見ると、Kからだった。
夜勤明けの寝る前にかけましたと。
凄いな、全く昔から変わってないよK!!恐ろしくマイペースだ。恐ろしくだ。
怒るとかどうかではなく、相変わらずだなと安心。
俺の常識が通用しない男だK。
で、Kが寝て起きただろうと思われる時間にかけ直すと。
「いやあ、携帯を二回ほど無くして、電話番号とか全て無くなった。
電話かけてくれてありがとう。年賀状は書く気力がなくなった
(毎年自分で版画を彫っていた)。」と、言われました。
自分も一応。「流石に深夜にかけて来るのは勘弁してくれ。
お前らしいと言えば、お前らしいけど、ホントに勘弁してくれ。」
後は、「来年の今頃また電話するぞ。お互いの生存確認だ」と、言って切りました。
で、実話の話ですが。
彼は大学を卒業してからちょっと心の病になって。
生きる気力がほぼゼロになり、東京の部屋で衰弱死寸前まで行っていたが。
親からの電話でKに、「あんたの口座にお金振り込んだから」と、言うのが有り。
そこで、何か食べようと生きる気力が戻ったと言う話を本人から聞いた。
親からの電話が無かったら、そのまま・・・って感じだったそうだ。
だから、いつもずっと気になっていてね。
今では、本当にお互いの生存確認になりましたが。
友達を続けるのも大変です。
それが友達ってものかもしれませんが。