30年来の友人 | 魚のハリセンダンス

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ウソだらけです

どうも、大学時代の友人の話です。

学生時代に一番呑んだ友人と思います。

暇があれば、お互いの部屋を訪ねていました。

 

で、毎年年賀状を送ってくれていましたが。

昨年から届かなくなった。

で、今年も届かなかった。

この一枚が生存確認だったのだが、これが切れた。

流石に二年連続はチョットね。

と、言う事で携帯に電話する事に。

二回連続で留守電になる。

翌日の三回目で留守電にメッセージを入れる事に。

「大学の同級生のバードです。

この携帯番号がK君もモノだったら返事ください」と、入れます。

一応、番号が違う場合も考えていた。

 

で、翌日はかかって来なかった。

「う~~~ん、番号が変わったか?他の手段を考えるか」

と、諦めていた時に電話がかかってきました。

ココが一番の見せ場ですが。

AM3:35にです。

初め何の事やら解らなかった、地震かと思ったが、怖くなって電源を消してまた寝た。

寝る前に、何だ?いたずらか?どう言う事だ??

と、なかなか寝付けずにいた。

 

で、翌日見てみると留守電メッセージが入っている。

聞いて見ると、Kからだった。

夜勤明けの寝る前にかけましたと。

 

凄いな、全く昔から変わってないよK!!恐ろしくマイペースだ。恐ろしくだ。

怒るとかどうかではなく、相変わらずだなと安心。

俺の常識が通用しない男だK。

 

で、Kが寝て起きただろうと思われる時間にかけ直すと。

「いやあ、携帯を二回ほど無くして、電話番号とか全て無くなった。

電話かけてくれてありがとう。年賀状は書く気力がなくなった

(毎年自分で版画を彫っていた)。」と、言われました。

自分も一応。「流石に深夜にかけて来るのは勘弁してくれ。

お前らしいと言えば、お前らしいけど、ホントに勘弁してくれ。」

後は、「来年の今頃また電話するぞ。お互いの生存確認だ」と、言って切りました。

 

 

で、実話の話ですが。

彼は大学を卒業してからちょっと心の病になって。

生きる気力がほぼゼロになり、東京の部屋で衰弱死寸前まで行っていたが。

親からの電話でKに、「あんたの口座にお金振り込んだから」と、言うのが有り。

そこで、何か食べようと生きる気力が戻ったと言う話を本人から聞いた。

親からの電話が無かったら、そのまま・・・って感じだったそうだ。

だから、いつもずっと気になっていてね。

 

今では、本当にお互いの生存確認になりましたが。

友達を続けるのも大変です。

それが友達ってものかもしれませんが。