9月の本① | 魚のハリセンダンス

魚のハリセンダンス

ウソだらけです

どうも、スイマーと睡魔はお隣さん。バードです。
今現在ヤバいです。


さて、9月も読みました。
例の如く様々な場所で。
その本を書いていきます。


「ツァラトゥストラはこう言った(上・下)」  ニーチェ
・彼らは、あなたの徳をいちいちとらえて、あなたを罰する。
彼らが心から許すのは、ただあなたの失敗だけである。
・~これら救済者たちの精神は、隙間だらけでだった。
この隙間の一つ一つに彼らは自己の妄想を詰めた。
この詰め物を彼らは神と呼んだ。
・人を罰しようと言う衝動の強い人間たちは、なべて信頼を置くな!
・悪魔はかつて私にこう言った。
「神もまたその落ちる地獄を持っている。それは人間への愛だ。
ついこの間も私は悪魔がこういうのを聞いた。
「神は死んだ。人間への同情の為に神は死んだ。」
・孤独の中では、人がその孤独の中に持ち込んだものも生長する。
内なる獣も生長するだから多くの者には孤独の生活をすすめる事が出来ない。

聖書・キリスト教に対する比喩が多く含まれていて、
その中に19世紀末期の欧州の雰囲気が入ってる。
難しいよ…。


「心理学(上・下)」  W・ジェームス
・ガーフィ―ルド大統領を暗殺したギトーは新聞に載りたいからやった。
絞首台の上に登ってこう言った。
「神よ!この国の新聞はあなたから大いなる恩恵を受けるべきで物で有ります。」
最初は目や耳の構造から入るとは思わなかった。
まあ、知覚して脳に働きかけるんだから、それは必要だけど。
後、幽霊とかも出て来るが。
1900年ごろの本なら仕方ないか?


「役に立たない読書」   林望
・本居宣長の師匠の儒学者堀景山曰く
「味噌の味噌臭いのと、学者の学者臭いのは鼻持ちならぬ」
ベストセラーを読まなくていいと言うのは同意見。
しかし、この本の後半は自慢が入って来る。
ここは読んでも役に立たねぇな~~~。


「真説 戦国武将の素顔」  本郷和人
・戦場で一番多い傷は矢。次は槍。
刀の様な接近戦道具での傷は少ない。
・島津(鹿児島)が莫大な利益を得たのは。
海外からの輸入とかではなく、
北海道の昆布を北前船で運び、
中国に売ってぼろもうけ。それで幕末とかに使った
武器の資金になる。
まあ、言うのは勝手ですね。


「人生の手引き書」   渡部昇一
・在日コリアのお金持ちは「地方議員に1千万渡せば。
国籍条項を撤廃してくれる。」
そうやって公務員になるのであった。
人生の手引きを書いていますが。
この本の中だけでもすでに矛盾な手引きがあるような…。
それが人生ってものか。


と、まあこんな調子の第一部です。
読書の秋はやっています。
疲労の秋もやっています。
ついでに、ストレスの秋もやろうか?
怪我の秋も。

ツァラトゥストラはずっと持っていましたがやっと読んだ。
大学時代の恐怖の書でしたよ。
前にも書いたかもしれませんが、先輩が卒論をニーチェにしたいと教授に言うと。
「○○くん、ニーチェかい?
ニーチェをするんだね、あのニーチェだよ。
本当にニーチェにするんだね。
だとしたら、僕も本腰を入れなければならないな」
みたいな事を普段は物静かな教授に言われて先輩はニーチェを辞めたそうです。
自分もそんな認識でした。
で、しばらくして簡単に読めるニーチェみたいな本が出た時。
ケッ!と、思っていました。
「あのニーチェだぞ!」と。
因みにその先輩は自分より数段上のヒトでしたよ。