かっこいいという事は・・・ | 魚のハリセンダンス

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ウソだらけです

今日は自分の二大師匠の一人JAZZ師匠の話を。
とある事で、JAZZを聴いているですか?と訊くと。
もちろん、アナログを1000枚以上持っているよと。
負けた、自分はCD200枚程度。
頑なな、アナログ信者。

話を聞いていくと凄くなる。
「23年に初めてコンボを聴いてね、これだと思った!」
「それって、昭和?・・・、1948年?
ひょっとして、進駐軍って奴ですか?」
「もちろん、横浜だったね。」
「昭和23年って、お袋でさえ3歳ですよ。
俺なんて、空気中の分子レベルですよ!」
なんかの映画の話みたいだ。

「横浜でオスカー・ピーターソンが弾いているとね石投げられるんよ。
白人兵にね。黒人と言うだけで・・・。」
ジャズ史の本を何冊も読んだが、初めて知りました。
「やっぱり、ライブではロリンズのブロウが一番良かったね。」
はっきり言って今ではもう完全に不可能なライブ。'05が最後か?
負けたを軽く超えてしまって。羨ましいレベル。
なんたって、サキソフォン・コロッサスをリアルタイムで聴いた位。
そして、未だにディスクレビューを追いかけている!
自分は追いかけると言うか、さかのぼる事しか出来ない。
まさに生き字引。

「最近DVDを買って見てるんだけど。懐かしんだよ」と師匠。
「懐かしいって・・。それは、絶対自分には味わえない感覚ですよ。
何聴いても、新鮮さを感じる位ですから」
勝手に「師匠と呼ばせてください!」と迷惑ながら師匠にさせて貰いました。

「何で聴いてる?」と訊かれたので。
「パソコンで聴いています。」と答え
「まさか、何百万と言うアンプじゃないでしょうね?」と訊き返すと。
   当たり!
「今度聴き行かせてくださいよ!」とお頼みすると。
「いいよ、暖かくなったらね」と優しいお言葉。
「暖かいと言うと、真空管が温まらないんですか?」と訊くと。
「いや、北向きの部屋で寒くてね~~だから今DVD」と言うオチ付き。

JAZZ師匠!かっこいいですわ~~。