受動態、ただひたすらに | PatChlYWorlD

受動態、ただひたすらに

片田舎に私は産み落とされた

名前をつけられ、育てられた

選択なんてものはなかった

生まれる場所も、両親も、家族も、環境も、何一つとして選べるものなどなかった

幼稚園にいって普通に中学まで進学した

私には行きたい高校があった

定時制の高校だった

担任の教師に反対された

「無駄な時間を過ごす必要はない」


「儲からない仕事に就くのはやめなさい」


私は進学校に入学した

正直、別にやりたいことはたくさんあった

けど、大学の受験があって最後まで堪える自信がなかったから推薦、狙って頑張って勉強した

好きなことも我慢して頑張った

頑張った

頑張った

頑張ったのに…

推薦に選ばれたのは私じゃなかった

その途端、全部馬鹿馬鹿しくなった

勉強しか能がなかった私は、その瞬間に空っぽになっちゃったの

生きる力も、知識も、何もない私は

何も出来ずに私大に通っている

空っぽ

空っぽ

空っぽ

ほんとに何もない

私がいる意味など、どこにもない

私には何が出来る?

何もできない

何をしたい?

何もしたくない

もう役に立たない

空っぽ

空っぽ

空っぽ

空っぽ

カラッポ………