毎日2回更新しています。

昨日もお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

 

 

庭の早咲きのサザンカが咲き始めました。バラに負けず劣らず美しいです。うっとりします。

 

 

 

 

 

 

 

 

高齢親の運転免許返納への道

 

 

私の母は地方の田舎暮らしです。

父は他界したので一人暮らしです。

 

 

車がないと不便なところに住んでいます。

バス停も駅も近くにありません。

 

 

そんな環境の母が免許を返納しました。

 

 

母は池袋の事故のニュースを見て免許返納をしようかなと言い出しました。

 

 

免許返納をすると言ったものの

 

 

実際には免許返納はすぐにしませんでした。

 

 

本当に車なしで生活できるのか?

 

 

買い物や通院はどうする

友達の家に遊びに行ける?

雨の日や猛暑、雪の日は出かけられなくて我慢できるのか。引きこもって孤独にならないか。

ネット注文ができない母が重たい物やかさばる物をどうやって買って運ぶか。

 

 

スモールステップで免許返納を目指しました。

私と妹も協力しました。

結局完全に免許返納するまで数年かかりました。

 

 

どなたかの参考になるかもしれないので手順を書いていきます。

 

①免許も車も維持したまま車を使わない生活をしてみる

 

電動自転車を買う(坂道もラクラク)

 

③通院する病院を、徒歩や自転車で行ける病院に転院する

 

④免許は維持したまま、車検のタイミングで車を手放す

 

⑤友達に車を手放したことを伝えて、家に遊びに来てもらう

 

⑥友達の家にいくときは他の友達にピックアップしてもらう

 

⑦車を手放して浮いた維持費を海外旅行費に充てて遊びに行く

 

⑧タクシーは贅沢だという母の考えは変えられないので、タクシーチケットをプレゼントする。

 

⑨母がふたたび車を欲しくなったら「もし孫が不注意運転で殺されたらどうする」「自分が加害者になって小さな子をはねたらどうする」「池袋の事故を思い出して」と問いかける。

 

 

 

以上のステップを踏んで完全に免許返納しました。

 

病院の転院は大変でしたが、母が自分で医師に説明し、納得できる病院に変えることができてよかったです。

 

また、車は手放しても免許はしばらく持つことで、いつでも車生活に戻れると思わせました。実際は車がないので乗ることはありませんでした。

 

 

高齢親の免許返納はアドバイスしても嫌がる親が多いと思います。

 

「俺は私は事故しない。大丈夫だ。」

「車がないと生活できない」

 

と言うでしょう。説得するのは大変です。

 

 

すぐに免許返納するのではなく、うちの母のように少しずつ少しずつ慣れていくのがいいと思います。

 

 

車の維持費を計算するとかなりの出費です。車検代、税金、保険、ガソリン代。

金額を数字で示して、1年間でこれだけかかるからタクシー使ってもいいし、旅行に使ってもいいと話しました。

 

 

年末年始、家族で集まったときが絶好のチャンス。孫たちから言うとなお効果的。

 

 

みなさんがんばってください。

 

 

私も60代に免許返納する予定です。案外すぐ来るよなあ。笑

 

 

 

ふるさと納税でタクシーチケットある自治体もあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

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