息子が不登校になって

想像以上に大変だとわかりました。


息子が坂を転げ落ちていくのに

ブレーキをかけることができない。


努力しても努力しても効かない。


これまでの人生の知恵や経験が役に立たない。


途方に暮れました。


いつしか


学校に行く行かないどころじゃなくて


息子の生存確認が日課になりました。


その頃に


息子が生きていればいいのだ


と思いました。


それが私の底でした。


また、息子を助けられるのは私だけだ。とも思いました。


子どもの微妙な気持ちの揺れに気がつくのは親だけ。一緒に暮らしていないとわからないことが沢山あります。そして危険なときはすぐに対応する必要があります。


息子の揺れに注意しながら

毎日毎日試行錯誤でした。


まず私がやるべきことは


息子が家の中で普通に生活できるようにすることだと思いました。


部屋から出る。

リビングで過ごす。

会話をする。

風呂に入る。

ヒゲを剃り髪を整える。


そのためには家の中を居心地良くする必要があります。そのときに初めて私が泣いていてはだめだ。元気を出さなくてはと思い、少しずつ自分の回復に努めました。


また、息子が後ろめたいと思っている


学校のこと

学歴や就職のことなどは

私の意識の中からすべて捨てました。

いい大学、いい就職、安定した将来、そんなことはどうでもよくなりました。


もちろん不安だらけで

すぐには元気なんて出なかったのですが、ひとりで出かけたり、趣味の習い事を再開しているうちに私は回復していきました。


ひととおり泣いて

底を打ったら

開き直って!?笑

元気出していこう。

あせらずに

ゆっくりゆっくりです。