私の父は病気で長く入院していました。

痛みや薬の副作用でいつもイライラしていました。

 

私が下着や介護用おむつを届けに病室に行っても機嫌が悪くて怒鳴り散らすので困りました。

 

そんなときは看護婦さんから教えてもらった方法を試すと父のイライラがおさまりました。

 

それは鎖骨の下(胸の上部)をすりすりと撫でること。

 

本当はおなかや背中をさすればいいのですが入院中は寝たきりで背中はさすれずおなかは傷や管があったりしてできません。また季節によっては布団をかけていないと寒いです。

 

鎖骨下なら寝たきりでも、布団をめくらなくても触ることができる。

 

なのでよく父の鎖骨下を撫でて落ち着かせていました。

 

今は私は自分の気持ちを落ち着かせたいときに自分で自分をすりすりして撫でます。

 

落ち着いて

私。

 

すりすり。大丈夫。

 

落ち着いたら

さあ行こう。