妊娠6か月で胎盤の位置が低い「辺縁前置胎盤」と診断された。
前置胎盤は、自然分娩だと大量出血する可能性があり
母子の生死に関わるために帝王切開出産になるそう。

また、出血があると緊急入院または緊急帝王切開出産する必要があるために安静が必要で
はじめたばかりのマタニティビクスやスイミングも中止に。
家事も少なめにし、本当に寝てばかりいた。

こういう時にこそ本でも読もうと思ったけど、なんだか気分が乗らない・・・
どこにも出かけずに家にいるためにストレスがたまってしまった。
それならいっそうのこと最強のぐーたら生活を送ろうではないか!
とばかりに好きな時に寝て、起きてはネットをしてという感じだった。

しかし、この安静生活は私だけでなく夫にもストレスだった。

「一緒に外に出かけたい・・・
夫がつぶやく・・・。

「でも、もし出血して緊急出産になったら、早産で赤ちゃんが危険になっちゃうよ」
夫の気持ちはわかるけど、正論を話してしまう私


沈黙・・・・・・・・・・・・


「そうだ
突然夫が叫んだ。

「車椅子で出かけよう

車椅子

「そうすれば公園とか行けるよ。ぱっちんとお散歩がしたいよ

そこまでして
でも、夫の輝いた目 を見ると、本気で車椅子でお散歩したいことが伝わった。

レンタルできるか調べたら、介護目的以外ではレンタルできないみたい。

そんな時、以前スーパーなどで車椅子が自由に使えるようになっていて
しかも結構な数が用意されていたのを思い出した。


そうだ スーパーに行こう


まずは近所のスーパーへ。
親切にも車椅子に「どなたでもご利用いただけます」と書いてある。
ありがとう

はじめて乗る車椅子は緊張した

夫が背中側に回り、車椅子を押し始めた。

しかも、結構なスピードで

私「ちょっと早いよ~

夫「目線が低いからそう感じるだけだよ」

そうなのかな

いつもよりかなり低い目線は、見慣れたの景色を早送りするようだ。

なんか、いい。

こんなドラマあったなぁ。


久々の外出は、一生忘れない特別な風景を見せてくれた。
そして、夫の少年のように柔軟な(?)考えには、いつも驚かされるぱっちんだった。