忘れられない・子供に伝えるって難しいよねっていうハトのお母さんの話 | 裏番長キョウコの「言いたいことは自分で言え!」

 

子供って日々、いろんな課題を親にくれますね。

在り方を問うというか。

 

 

「赤ちゃんはどこから生まれてくるの?」から

「自動販売機によって同じジュースでも値段が違うのはなぜ?」って話まで

子供と一緒にいたらいろんなこと聞かれます。

面白いこともあれば、修行だ・・・と感じることもある。

 

 

私は基本的に

「難しいこと、言いにくいこともかみ砕いて事実に忠実に答える」タイプ

夫は

「メルヘンやジョークを交えて伝える」タイプ

(答えに窮してぼやかしがちではある)

 

 

 

 

私にとって忘れられないこんな話があります。

 

 

 

 

 

子供たちがまだ幼稚園に通っていたころ・・・

今からもう5年は前になるのかな。

 

 

近所の広い公園に夫と子供たちで遊びにいってました。

 

しばらくして、家にいる私に夫から電話が入りました。

 

 

 

 

飛んでいたハトが、フェンスに激突してケガをして落ちてきた。

今そこに横たわっている。生きてる。

どうしたらいい?助けたほうがいいかな?

子供たちも心配してるんだけど。。。

 

 

 

 

 

そんなこた自分で考えてほしい、、、と思わなくもないけど

最初に書いたような人なので、私は答えました。

 

 

 

そのままにしておけばいい。

ハトくらいの鳥は、飛べなくなるくらいのケガをしたらまず生きていけないから。

病院につれてっても助からない。

手当しても翌日くらいには死んじゃうということ。

もうひとつは、そのままにしておくのが自然だということ。

見にくいフェンスというものがあったのは確かに不運。

だけどうっかりぶつかってケガをしたのは仕方ない。

土に還るのか、猫が持っていくのか知らないけど、そういうものだと私は思う。

 

 

うちの父が鳥が好きで子供の頃インコを買ってたり

職場の工場で保護した鳥を何羽も家に連れて帰ってきてたんだけど

助かったことがないんだよね。

 

 

 

 

夫は「でも子供たちが見てるんだよーなんて言えばいいのー」というので

「あなたなりに伝えればいいよ」と言いました。

 

 

 

 

 

 

しばらくして帰宅した夫と子供たち。

 

夫に

「あれから、どうした?」と聞くと

こんな話だった。

 

 

 

 

 

わたしの伝え方そのままだと残酷だと思った夫は

 

 

そっとしておいてあげよう。

後でとりさんのお母さんが迎えにきてくれるよ。

 

 

と言ったそうだ。メルヘンだ。

 

 

 

 

 

子供たちはひとまず納得し

そのまま、公園で遊んでいたら

猛禽類と思しき大きな鳥(夫は鷹だと言っていた)が飛んできて

 

 

 

 

※写真はイメージです

 

 

 

 

 

 

まだ、傷を負ったハトをその両脚でがしっっ!!!と掴み

 

ぎゅううううううううううーーーーっ と

 

動きを封じ

 

 

 

それから

 

 

 

ハトをつかんだまま

 

飛び去ったそうだぐすん

 

 

 

 

 

 

そうか。。。猫や犬じゃなかったけど

やっぱりこれが、自然だよな。

可愛そうだけどな。

 

 

 

と思っていたら

 

 

 

 

 

娘がいったのだ。

 

 

 

 

 

 

とりさんのおかあさん、むかえにきたね

 

 

 

 

 

 

 

 

((゚m゚;)((゚m゚;)

 

 

 

違うよ。。。

 

違うけど。。。

 

 

つじつま合っちゃったね。。。。

 

 

さすがの私も、真実を伝えられなかったYO。