今やタイトルマッチはバーターで!の時代。


今日も二つのタイトルマッチが行われた。



一人目は『西の亀田』に対して、『東の粟生』と言われた高校6冠、粟生隆寛の試合。


『WBC世界フェザー級タイトルマッチ』である。


相手はスーパーバンタムを9度防衛し、この階級との2階級制覇のチャンピオン、オスカー・ラリオス。


苦戦が予想されたが、序盤にあっけなくダウンを奪う!


「さすが天才!こりゃあ初挑戦でタイトル取っちゃうよ!!」と過去観た彼の強さからも期待して観ていると。。。


詰め切れない。。。詰められるかどうかがチャンピオンになれるかの境界線。


まあでも3Rだったのでいけると思ったが、その後も効くパンチを当てられるのに詰め切れないというか、巧くいなされているというか。。。



1-2の判定負け。。。


もったいない!!!!!


これが経験の差なのだろうか?まあおそらく次やれば勝てると思うが、「強い王者に勝てたのに。。。」と、かなりもったいなさの残る試合であった。



そしてメインイベントは、現役最高防衛中で日本のエース長谷川穂積のV7戦。


相手は長谷川が苦手とされるサウスポーの同ランキング2位、アレハンドロ・バルデス。


なんでもサウスポーは過去26戦で一度しか経験しておらず、その1戦は日本人相手で、苦戦を強いられたことから苦手意識が大きくなっているらしい。


しかも、『V7戦』は日本人チャンプの鬼門らしく。。。


まあでも今や強いチャンピオンになっているので大丈夫!と思っていたら。。。


ハラハラもせず苦手かどうかも分からない2RTKO勝ち!!


強い!!!


本人は次戦が同級1位で指名試合のサウスポーなので、そういう意味でサウスポー対策が何も試せず残念と贅沢な反省?をしていたが、まあまあ勝てたんだからいいじゃん!


それにしても、チャンスとみたら一気呵成に攻めきるところはさすがV7チャンピオン!

こんな評価の仕方はおかしいかもしれないが、やはりウィラポンを2度も倒しただけあって、本当に強いんだと思わされる試合であった。


久々の指名試合でサウスポーの次戦は要チェックだ!

そんなこんなで、今日は正に『世界初挑戦』と『V7戦』ということがわかる2試合の観戦でした。