大統領は、私たちの土地を買いたいとの手紙を送ってきた。 だが、空がどのように売り買いできるのだろうか? 土地を買う? この考えは私たちにはとても奇妙だ。 この空気の清々しさや水のほとばしりを私たちが所有しているわけではないのに、どうしてそうしたものを売り買いできるのだろうか?

この大地のどの部分も、私たちにとって神聖なものである。 輝く松葉一本一本が、砂浜の一粒の砂が、深い森の霧が、草原が、羽音をたてている虫たちが.....。 すべてが私の種族の体験と記憶の中で神聖なのである。
私たちは、血管に流れている血液を知っているように、木に樹液が流れていることを知っている。 私たちは大地の一部で、大地は私たちの一部なのだ。 香る花たちは私たちの姉妹であり、熊や鹿や大鷲たちは兄弟だ。 ロッキーの谷、牧草地のミルク、ポニーの体温、そして人間、みな同じ家族である。

海や川を流れる輝く水はただの水ではなく、私たちの先祖の血である。 もし、私たちがあなた方に土地を売るとしたら、それが神聖なものであることをあなた方は忘れてはならない。 湖の澄みきった水の反射一つ一つが、あなた方に私たちの生活の記憶や出来事を語る。 水のつぶやきは、私たちの曽祖父の声なのだ。
川は私たちの兄弟である。 私たちの渇きを癒してくれるのだ。 カヌーを運び、子供たちを育ててくれる。 だから、あなた方は兄弟に対する親切さを川に与えなくてはならない。

もし私たちが土地を売ったら、空気が私たちにとってどれだけ貴重であるかを忘れてはならない。 空気はすべての生命を支え、すべての生命とその精神を分け合っている。 風は私たちの祖先に最初の息を与え、そして最後の息をひきとった。 風はまた、私たちの子供たちに生命の息吹を与えているのだ。 だから、もし私たちが私たちの土地を売ったら、あなたがたはその土地を、いつでもそこへ行けば牧草地の花の甘い香りを運ぶ風が味わえる場所として、別にして神聖にとっておかなければならない。

あなた方は、あなた方の子供たちに、私たちが子供たちに教えてきたように教えますか? 大地は私たちの母である大地に生じるものすべてが、大地の息子たちであると。
 
私たちは知っている。大地が人間に属するのではなく、人が大地に属するのだということを。 すべてのことは、血液のように私たちを一つにしているのだ。 人は生命の布を織らなかった。 人はただ、その中の一本の糸にすぎない。

私たちは知っている。 私たちの神は、あなた方の神でもあることを。 大地は人にとって尊いものであり、大地を傷つけることは創造主への大いなる侮辱である。

あなた方の運命は私たちにとって謎である。 バッファローがすべて虐殺されたらどうなるのか? 野生馬が家畜化されたら? 森の中の神聖な場がたくさんの人間の臭いで充満したら、昔からの山々の景色が電話の線で汚されたら、いったいどうなるのか?

木の茂みはどこにあるのか? 今はなくなった! 鷲はどこにいるのか? もう見えない! 元気なポニーとの狩りに別れを告げるものは何か? 生存の終わりと残存の始まりである。

最後のインディアンが原野と記憶とともに消えたとき、草原を横切っていくのは雲の影だけ。 そんな砂浜や森がそのときまだここにあるだろうか? 私たちの精神はまだ残されているだろうか?

私たちはこの大地を、生まれたての赤ん坊が母親の心臓の鼓動を愛するように愛している。 だから、もし私たちが私たちの土地を売ったら、私たちが愛したように愛してください。 私たちが気にかけたように、気にかけてください。 あなたが受け取った、そのときのままの土地の記憶をずっととどめていてください。 子供たちのためにその土地を保存し、愛してください。 神が私たちすべてを愛するように。

私たちは土地の部分であり、あなた方も土地の部分である。 この土地は私たちにとって尊い。あなた方にとっても尊いものだ。 私たちが知っていることは一つ、神は一人しかいないということだ。 インディアンであろうと白人であろうと、人間は引き離すことはできない、私たちは結局は兄弟なのである。 -

(つい最近、シアトルは環境保護団体から全米一のクリーンでグリーンな都市との称号を与えられた。 自然破壊も続いているが、せめてこのことをシアトル酋長に伝えたい。)

 http://scottts.exblog.jp/10661740/#10661740_1 
 
  さあ 何を買う?