⑤ ボクシング教室
ゆーすけ は けんじ を誘いワクワクしながらオーナーの家へ向かった。
宇都宮から走ること30分。
オーナーの家はオシャレで置物、イス、テーブルなど
高そうな者ばかりだ。
ボクシングは広い車庫の中でやっているらしくそこに向かうと、
いかにも強そうな 、子供から大人の生徒が7、8人いる。
「今日はお手柔らかに‥(苦笑)」
ゆーすけ が軽く挨拶をすると、オーナーが
「日本一周している二人組だ!みんな!、今日は
ボコボコ にしてやってくれ(笑)」
「はい!お願いします!」
とバカ けんじ が言った。
「おう!いい心意気や!」
(こいつ、余計なことを‥‥)ゆーすけ
そして練習が始まった。
構え、ジャブ、ストレートなど基本を教えてもらい、
鏡を見ながら各自で シャドーボクシング 。
体力に自信のある二人にも、ボクサーの練習は結構きつかった。
すぐに汗が出てきて、腕も上がらなくなってくる。
しかし 負けず嫌いの二人 は、必死になってみんなを真似ながら
弱々しいパンチを繰り出す。
ボクシングというのは、テレビで見るのと、
マンガ『はじめの一歩』を読むのと、
実際にやってみるのとでは全然違うことが分かった。
教えられた通りにやっているつもりでも、形が崩れたり
パンチが真っすぐにいかなかったりと、一つのことに
集中すると一つがおろそかになったり‥、
中々奥が深い、難しい 。
でも、サンドバッグを一生懸命叩いたりするのは
とても楽しくてやり出したら止まらない。
メンバーの人達、特に 元プロ のオーナーのシャドーなんかを
見ていると、パンチも速いしフットワークもすごいし
どれをとっても レベルが違う 。
練習を見ているだけでも飽きないし、おもしろい。
貴重な3時間を過ごし、 風呂 に入らせてもらい ご飯 までご馳走になった。
マジでいい体験させてもらいました。
「なんか強くなった気がするわ! だれでもかかってこんかい!」けんじ
「んじゃ遠慮なく‥」ゆーすけ
バキっ!!
けんじ 死亡‥‥