青森到着
夜8時、フェリーは 青森県大間港 に着く
辺りは真っ暗闇で、外灯の明かりだけがポツポツと寂しく光っている。
どうやらかなりの田舎のようだ。 そして、一番驚いたのはこの雪の量だ。
止むことなく降り続く大雪で、2メートル近くも積もっている。
気のせいか北海道よりも寒い気がする。
これからの予定もなにも決めていない二人。
車は山道にさしかかった。
「さぁ、これからどーするよ‥」
ゆーすけ は、少しも止みそうにない雪を見ながら聞く。
「‥‥‥」
けんじ からは一向に返答が返ってこない。
たまりかねた ゆーすけ は、 けんじ の方に向かって怒鳴った。
「オイっ!聞いとんか!?」
けんじ を見ると、目を閉じて口をポカーンと開けたまま
死んだように眠りこけていた。
あきれた ゆーすけ は仕方なく、お気に入りのEXILEのCDを
かけながら 青森市内 を目指すことにした。
ブラックアイスバーン の危険な道路を、安全運転で走ること 5時間 、
青森に着いたのが深夜3時。
眠い目をこすりながら、まさかと思い けんじ を見てみる。
「‥‥‥グー 」
ブチッ
アホ顔全快の けんじ の頭を、思いっきりどついて
ゆーすけ も寝ることにした。
オヤスミ