こんばんは。

本日、津村記久子さんの『うどん陣営の受難』を読了しました。

103ページという短い本なのですが、葉村さんという男性の派閥を途中疑って、連続2回読みました。

社内派閥を扱った作品ですが、題名にもある「うどん」が好きな人達のサークルのようにも見えて、どこか微笑ましいような気もしてしまいます。

 

『この世にたやすい仕事はない』の「路地を訪ねる仕事」で、怪しげな団体とポスターの陣取り合戦を繰り広げていましたが、それにちょっと似た、どこか策略的な派閥との攻防にドキドキ、ハラハラしながら読みました。

津村さんの描く、真面目で、か弱くて危うい、守ってあげたくなる先輩像がすきです。