年に1度の人事面接。
毎年「初めまして」の人に何を語れというのか。
出来れば「はい」か「いいえ」だけで終わらせたいのだけど、
何も話すことがなければすぐ終了…とはいかず、
制限時間いっぱい話さなければいけない。
先方の“どうにか引っ張ろう”と奮闘している感が伝わってくるので
邪険にするのも申し訳なく、促されるままに会話する。
何年もやっていると
ここで何か要望を言ったところで意味がないことはわかっている。
とりあえず面接しているという形式、不満のガス抜き…そんなところ。
もう20年以上前、まだパワハラの概念が浸透していない時代、
私にとって、職場で「暗黒の1年間」があった。
あの頃はこんな面接などなかったけど、
もしあったら救われていたのだろうかと考える。
今も会社へ行くのはしんどい。苦痛でしかない。
でもそれは職場のせいではなく、私の気質のせい。
昔「マイモさんは誰とやっても上手くいかないんだね」
という上司に言われた言葉が今でも心を抉るのは、自分でもそう思うから。
だから会社を辞めない。
転職するスキルがないというのもあるけど
どこで働こうが私が私である限り、
人と関わる仕事が辛いことに変わりはないのだから。
そんなわけで今は何も訴えることはない。
当たり障りのない会話をして終了。
…それだけなのに、なんでこんなに疲れるんだろ。