読解力も記憶力もないじみばばの

的外れな感想と備忘録。

 

『限りある時間の使い方』オリバー・バークマン著

 

オーディブルで聴いていたんだけど…

7時間ほどの再生時間のうち、半分は寝てたかも…😴

どの本でも眠くなることはあるので、

内容がつまらなかったわけでは…ない…

ことはないかもしれない…ごにょごにょ。

 

具体的な手段を説くというより

哲学や心理学に基づいて

時間に対する見方を変えようという内容。

 

興味深い考え方ではあったけど、

なんせ説明が冗長で、

集中力のない私の意識はすぐ飛んでしまい、

肝心なところを聞き逃すという😅

 

いつかもう1回聴いてみるか…。

でも限りある時間の中では再聴する気が起きないかも🙄

 

 

『火狩りの王』1~4巻+外伝 日向理恵子著

 

やーひっさしぶりにどっぷりハマッた!

早く先を読み進めたくて、極力読書に時間をまわして、全5冊一気読み。

面白かった!でも読むのがしんどくもあった!

 

この作家さんは全然知らなかったんだけど、

新聞広告を見て、 大人でも楽しめそうなファンタジーだったのと

イラストが山田章博さんだったから興味を持った。

…やっぱり挿絵を描く人って重要よね。

私のような人が少なからずいるのではないかと。

 

結果、大人でも楽しめるというより…大人なら、かも。

残虐な描写もあるし、容赦のない展開というか結末というか…。

 

読み終わった後、色んな感想が溢れ出してきたけど、

語れる人も共感してくれる人もいない!

というわけでここで思いっきり語ろう!

 

以下、読んでいない方には全く興味のない長文&駄文。

ネタバレダダモレ。

 

 

主人公の灯子が“気配を感じさせない”と評された時、

これから徐々に才能を開花させて、

かなたを狩り犬として火狩りの王になる

…という漫画的展開を期待したんだけど。

全然そんなのじゃなかったな😅

 

灯子が資格は得たわけだけど。

私には無理です辞退しまーす

はーい譲られましたー

…で、火狩りの王が決まるのか?

揺るる火を狩った(というか自害した)鎌さえ持っていればいいのか??

 

作者の日向さんのコメント、

「普通の子どもたちが大きすぎる世界を前に一生懸命にものを思い、

 動きまわる。そのすがたを描きたい 」

…まさにその通りで、それがこの物語の醍醐味なのだろうけど、

少年少女達、それぞれの運命は容赦のない結末だったように思えてならない。

 

灯子の目が見えなくなった時から早く治してあげてーと思ったけど、

最後まで視力は完全に回復せず、手足の痺れも残ったまま。

村に帰った後には苦労したことだろう。

そもそも村に戻らず、首都に残って明楽達と暮らしていくのかと…。

あのご時世じゃ、もう親友の火穂と会うことはなかったんだろうか。

外伝で明楽との再会は実現しそうな気配があったけれど。

 

緋名子がもう長くもたないであろうことは示唆されていたけど、

外伝であっさりとそれが現実になっているところが悲しかった…。

妹のために熾火家に入った煌四は、結局その妹を失い、

大量殺人兵器を作ってしまったことを1人で背負い続けるのか…。

 

綺羅は外伝の後日談でも声が出なくなったまま。

両親を亡くして工場を継いだのだろうけど、

そのために10代半ばで初老のじじいと結婚せざるをえなかったのかー。

綺羅の心理描写がなかったけれど、煌四に好意を抱いていたその心中は…。

 

結局、“異常”と描写されていた

綺羅と両親の関係性についてはよくわからず。

普通に血の繋がった親子だったんだよね?

油百七は母親を失ったために神族を恨むようになったのに

その神族を殺めるために実の娘を犠牲にすることは平気だったのか?

 

神族の支配から解放されても

人体発火の問題は解決していないし、明確な希望は何もないまま。

それでも諦めずに生きていく人間達。

…世界の結末は、ある意味現実的で納得もするけれど。

 

登場人物達には、もう少し幸せになって欲しかったなぁ…。