6月と12月、賞与が支給されるタイミングで行われる、定例の部長面接があった。

 

12月分の賞与は単純に全額の50%。

6月分に評価が反映されるとのこと。

評価が良ければ、12月分は少なかったということで、6月分に加算される。

評価が悪ければ、12月分は“もらいすぎ”で6月分から減額される。

半年待つまでもなく評価はわかっている。

私は間違いなく“もらいすぎ”の部類。

ここ5年ほど、ずっとそうだ。

 

今の職位だと、管理職をやっていて当たり前。

が、私は5年前に管理職をリタイアした。

人間関係が辛くて精神的に限界で、一刻も早く異動させて欲しかった。

係長のままではそれが困難かもしれないと思い、外して欲しいと頼んだ。

 

管理職としてもらっていた手当や評価分、ガクンと給料は下がり、

それ以降5年間、1円も上がらないし、

評価は最低であろうから賞与は常に減額される。

それが当然だと思う気持ちが半分、

管理職が出来なければどれだけ頑張ろうと評価されないのかと

苦く思う気持ちが半分。

 

職位だけ高い、でも何も出来ない、会社に持て余される存在になった私。

そして今日、もっと持て余される要望をした。

現在、係長補佐的な役割にあてられているのを、

若手社員に交替して欲しいと部長に言ったのだ。

 

私が1番年長だから任命されたのだろうけど、

実際、大事な仕事を任されるのは若手社員なのに、

肩書だけあるのはおかしいと思ったから。

 

部長は検討すると答えた。

そして「マイモさんにとってどうするのが1番いいんだろうね」と呟く。

 

私にもわからない。

異動したいのか、したくないのか。

そもそも私は会社が嫌いで人間関係が苦痛で仕方がないから、
辛さの大小はあれど、気持ち良く働ける環境なんてありえない。

だから部長の呟きに対して、沈黙するしかない。

 

来年2月以降、会社と仕事に大きな変化が3つある。

その時、無難に様子見で今の係に残るか、

部内異動になるか、部外に放り出されるか。

どう判断されるだろうか。