職場では、有給休暇を取る前後、同じ係のメンバーに挨拶することになっている。

「明日お休みを頂きますのでよろしくお願いします」

「お休みありがとうございました」

ってな感じで。

 

これが計画休暇ではなく、突発的に休んだ時、ほとんどの人は

「すみませんでした」「ご迷惑をおかけしました」というような挨拶をするが、

たまに「ありがとうございました」と言う人がいる。

そう言われる度に違和感を覚える私えー

休む事情は人それぞれ、本人に非があるわけじゃなくても、

急に休むと周りがカバーするわけだから、

やはり一言だけでもお詫びの言葉があった方が良いと思うのだ。

 

今の係長は「ありがとう」のタイプ。

上司が部下に対して詫びたりしない、というわけではなく、

昔は立場が逆だったけど、昔からそうだった。

(私の方が上司だったけど、リタイアして出世街道から転げ落ち現在に至る照れ

しかも言い方が軽い。いつもの休暇と全く変わらないガーン

 

このコロナ禍で、係長はこれまで何度か休んでいる。

・子供が発熱 1~2日×2~3回

・ワクチン接種のため 3回

・ワクチン翌日の発熱 2回

・接触確認アプリに通知が来た 2日

トドメは、1年で1番忙しい時期、部署全体で応援体制を組んで

今日から毎日残業…という日から家族がコロナになり、3週間自宅待機。

 

この時期しかしない特別な作業もあり、

全てを把握しているのは係長のみ。でもいない。

その状況をカバーするのは本当にしんどかった。

逆流性食道炎で気持ち悪くて指ガサガサで指紋がなくなって

周りにどうしたんですか!?と言われるほど目が真っ赤に充血した状態で、

心身共に限界でも帰らせてくれとは言えず、22時近くまで残業した月末。

翌日は朝7時30分出勤。

会社に辿り着ける自信がなく、気持ちは半泣き状態、這いつくばるように行った。

 

その後仕事がすっかり落ち着いた頃、復帰した係長。

今回こそは…今回こそは!いくらなんでも!さすがに…と思ったけど、

「長い間、ありがとうございました~」

…いつもの挨拶に“長い間”がついただけびっくり

 

私だけではない、繁忙期を乗り切ったメンバーに対して

労いの言葉もなく、「大丈夫でしたか?」の気遣いの言葉もなく、

仕事の状況確認すらしないことに唖然・呆然。

係のトップとして仕事が無事に終わったのか全く気にならんのか!ムキー

 

そして今月、ご本人コロナで自宅待機。

もちろん休むこと自体は仕方ない。

私だって明日にでも発症する可能性があるのだから。

そこを責めるつもりは全くない。

 

復帰された本日…「長い間、ありがとうございました~」

…もう、前回、散々、内心ブチ切れたし。

あの大変な時期に休んで一言もお詫びはなかったのだから、

今回言うわけないし…予想通りだったな、ってことで…。