初めて読んだ辻村深月さんの本は『スロウハイツの神様』だった。
これが良かったので、その後、数冊読んでみると、
意味ありげな人物描写があるのに、その意味がよくわからないまま
読み終わるということが時々あり。
どうやら作品同士で登場人物がリンクしているらしいと知りまして。
となると、気になってしまうではないか。
少々迷ったけど、刊行順に全部読むチャレンジ開始。
“おすすめの読む順番も”存在するようだけど…まぁ刊行順なら無難でしょ。
が、今のところ正直、『スロウハイツの神様』以上に面白かった作品はなく。
そして私はホラーが苦手で一切読まないのに、ちょいちょいホラー系の話が…。
一気に読み進めるのはしんどいので、他の作家の作品を読むのも挟みつつとなり、
超スローペースで進行中。
昨日読み終わったのは『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。』
これはランダム順に読んでた頃に読了したので2回目。
ちょっと2回目読むのは気が進まない作品でもあったのだが…。
“彼女が逃げ続ける理由が明らかになるとき、全ての娘は救われる”と
あらすじに謳われているけど、私は救いがないと感じてしまった…。
この先絶望を抱えたまま生きる未来を想像してしまい、悲しくなる…。
でもレビューを見ると感動したとの意見も多数なので、私はおそらく少数派。
全作品、読破できるのはいつのことやら。
しかし昨年刊行された本は「本格ホラーミステリ」だそうで。
本格…ほほほホラー…
ゴールに辿り着くことはない…かもしれない…。