休日を家で過ごす日のルーティーン。

パン作り、リングフィットアドベンチャー、そしてピアノの練習。

 

30代後半から40代前半頃、私はとても行動的だった。

友達を作りたい、恋人を作りたい、夢中になれるものを見つけたい

…そうすることで今の自分を変えたい、そう思っていたから。

サークルやら習い事やら色んなことを試した。

結局、何一つ変わることはなく、

40代後半になると無気力になり、色んなことをやめた。

 

かろうじてまだ続けているのがピアノ。

家にピアノがないのに選んだのは、子供の頃に習っていたから。

が、人に「また始めるなんてピアノが好きなんですね!」と言われると、

果たしてそうだろうかと考える。

 

習っていた期間は4歳から16歳。

姉が習い始めたから芋づる式に私も一緒に習い、

高校のクラブ活動が忙しくなった時にやめた。

その間、とにかく練習しなかった。

次のレッスンまで1度もピアノを触らず、どの曲が課題になってたかも

忘れた時は、先生にめちゃくちゃ怒られた…ガーン

 

そんなピアノレッスンにまつわる思い出はあるけど、

先生に教わったことは何一つ覚えてないのだ。

私は興味のあること(スイーツとか)にはまぁまぁの記憶力を発揮するけど、

興味のないことはまっっったく記憶に残らない。

ピアノに興味がなかったんだろうか?

 

子供の頃の自分が何を思ってピアノを弾いていたのか考えるのだけど、

それすら全く覚えていない。

 

30年近いブランクで楽譜も読めない状態から再開したピアノ。

ギリギリ家に置ける電子ピアノを購入し、今日も練習する。

何故私はピアノを弾くのだろう、と考えながら。