前回の記事が、合併症を乗り越えて退院したところで終わっていましたが・・・・。

 

退院後は、入院前より元気(?)になって在宅酸素を外しても正常なspo2を維持して過ごし・・・。

マッサージしたり、人手があれば支えながら座位にして背中を掻いてあげたりと、今までと変わらない生活を送っておりました。

年も越して。元旦にはお部屋いっぱいに親戚一同が挨拶に集まり、涙を流しておりました。

仕事もお休みの期間だったので割とマメに顔を見に行き、テレビが壊れたというので新しいテレビを設置したら、いらないというジェスチャーで。

さすがにちょっと腹を立て「もう帰る」と早々と引き揚げてしまったり・・・。

 

 

1/6(土)

私たちは、親戚のお通夜に参加してました。義母にもそれは伝えてあり冗談半分「参列する?」なんて聞いてみたり。もちろんいかないという反応でしたが。

親戚のお通夜では、亡くなった方の闘病の様子を聞いたり、また義母の様子を聞かれたりで。

変わりはないです、なんて答えておきました。

翌日はその方の告別式だったので、それがすんだら義母に会いに行こうと予定しておりました。

 

1/7(日)深夜3:00頃

施設から「心肺停止です」の電話があり。救急搬送をして救命措置を行うか聞かれましたが・・・・。もう、義母は充分闘いました。

夜、お薬を使って眠りに落ち、そのまま苦しまずに眠ったまま息を引き取ったのだとしたら、無理に救命措置を行い苦痛のなか息を吹き返しても可哀想なだけです。

救急搬送はお断りし、急いで家族みんなで施設に向かいました。

 

握った手は、まだ暖かかったです。

マッサージしてあげるたび、手の暖かさに安心してましたがまだそのぬくもりが残っていました。

病気や老衰で死期が近づくと、尿が出なくなったりとかむくみとかそういった兆候があったりするらしいですが、尿もしっかり出ておりましたし、内臓は最後まで元気でした。

明らかに、この悪魔の病気であるALSの影響による呼吸停止により義母は旅立ちました。 

この病気の兆候が出てから、ちょうど2年。

義母は闘い続け、ようやくその苦しみから解放されました。

 

義母さん・・・・本当にお疲れ様でした。

 

お通夜・告別式はこれからなので、しっかりと送ってあげたいと思います。