ツボ足

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気ままに書く山岳ブログ

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東海支部は一九六一年(昭和三十六年)四月に設立、設立当初は東海地区からヒマラヤに登山隊を派遣する受け皿として、日本山岳会の支部をこの地域に設置することが望まれ設立に至った。以来その伝統が脈々と受け継がれ、頻繁に登山隊を海外に派遣する事となった。
 マカルー東陵をはじめ、ガウリサンカール南峰登頂、ウルタルⅡ峰初登頂、K2西壁初登攀、ローツェ南壁初登攀など、世界の登山史に数々の功績を残していった事は周知のことであります。
 そんな東海支部を支えるのは、若い人たちの結束したパワーであり、登山はスポーツであり、世界の登山史に刻むようなパフォーマンスを行えるのは、実力のある登山者であります。しっかりとした若手育成が、東海支部の責務であり、東海支部が継続して取り組んできている若手育成の取り組みを紹介します。
現在東海支部には、二十代の若者を主力として擁する事のできる組織として、
・青年部
・東海ユース
・東海学生山岳連盟
があります。
青年部は、故小川繁氏と瀧根正幹氏が提唱し瀧根氏を初代委員長とし一九九八年に設立されました。目的は、東海支部内の若い人たちの技術向上の為であります。カナディアンロッキー登攀や、ロブジェイーストの登攀などをはじめ、国内外で積極的な登山を志し発足。その後、私に引き継がれ、青年部として精力的な登攀を含む登山を含め、活発な登山を実施してきた。最近は、キノコ山行や交流事業など、荒木委員長のもと活動の幅も広がり、興味深い活動は注視にあたる。
東海ユースは、朝日、中日文化センターなどの登山教室をはじめ、ビギナーな登山から始める登山者の卒業後の受け皿の集まりとして、山田明美前副支部長が提唱し、発足しました。女性登山者が多く、登山のスタイルも青年部と対比して、ビギナー志向が強く活動を行っています。
東海学生山岳連盟は、昭和四十四年、愛知学生山岳連盟が大きくなり、愛知・岐阜・三重・静岡の大学山岳部の連盟として設立されました。しかし、大学山岳部の減少とともに、平成十年ごろ自然消滅、再度平成二十一年(二〇〇九年)十一月南山アルパインクラブの山田利行君が初代委員長で東海支部の傘下として再設立された。
関東の学生部(各大学が大学山岳部単位で加入)スタイルと違い連盟自体が日本山岳会に加入しているので、日本山岳会の会費負担が一団体分(一万二千円)で良く、連盟に加盟している大学は支部員と同格の権利を有するする為、大学のサークルや同好会、個人まで様々な山好きなメンバーが集まっている。

課題
青年部:アルパイン志向を目指すものが集まってくれたが、クライマーには帰属意識が低く、東海支部青年部というより、青年部山岳会とでも言おうか、青年部を単一組織として考えている人が多く、又若者ゆえ日本山岳会と東海支部費の会費負担が高く、三年未納でやめる(除名)する人が続出した。
東海ユース:女性中心の組織ではあるが、組織としては非常にしっかりしており、逆に青年部の緩い組織間とは相反して、水と油のような状態である。
登山学校、文化センターの卒業生が主となっている為、自主的な参考というよりみんなで集合し行くような、ツアー的な参考が中心である。
東海学生山岳連盟:大学山岳部〇、ワンゲル一、山サークル数部、幽霊大学数部の状態である。大学直轄の体育会系のような存在は数少なく、同行会、サークル、研究会の様な組織であり、勧誘方法も今は昔TwitterやInstagramなどSNSで勧誘する時代であり、真剣に学生生活を山に打ち込む学生が、激減したのも原因である。ルームに入りきらなかったくらいの総会も、最近は四人になってしまい、存続すら危ない状態である。

いずれも、東海支部の若者の活動を支える重要な組織であるが、それぞれの団体がうまく機能されていないのが現状である。学生山岳連盟の卒業生は、青年部に入りやすくするために、組織として青年部の傘下にしてあるが、うまく機能していない。青年部とユースの交流会も定期的に行いたいが、双方の垣根はなかなか埋まらない。

このように、東海支部は若者育成に向け、取り組みを行っているが、若者をはじめ、山岳会的組織に集うためには、かなりの工夫とそれに対する組織の理解が必要ではないであろうか。
例えば東海支部は未だにメールでの配信が多く、SNSは全く活用されていない。一方若者は、SNSやLineでのコミュニケーションが常で、温度差を感じる。
委員会が多いのも良くもあり悪くもある。現在東海支部は二十ほどの委員会があり、各委員会が熱心に活躍しているが、委員会ごとにおらがグループ意識が強く、例えば青年部は、自身の集まり以外では活動の方法が分からない感がある。おそらくほかの委員会や同好会でも同じで、各委員会の組織を打破する事が重要ではないだろうか。
コロナ渦で、活動、交流も鈍化した感があるが、今後交流企画も増やし、組織を再編し活動を活性化する事が重要である。今津、服田の副支部長の若返りも力になっている。大学山岳部・ワンゲル出身の彼らの危機感の共有は、長年孤軍奮闘の私にとってはありがたい限りである。

もう一つ、東海支部の核となる組織を構築していきたい。きちんとアルパインクライミングを活動の主とする組織である。次世代のヒマラヤニストを輩出する事はもちろん、社会人山岳会が行っている、ロープを使ったクライミング山行を定期的に行える組織である。
ヒマラヤを目指した創始の志を忘れない為にも、東海支部にはそんな集団が必要ではないだろうか。私の模索と挑戦はまだまだ続きそうである。