東京下町 足立区に嫁に来て26年の
発明主婦 パタママです(^^)/
 
2020年夏
 
はじめて、
「金型」(←車一台分)を作って「プラスチック製品」を
個人で製品化してしまった、、、、
パタママ式犬のフンキャッチャー【わんぽろキャッチ】です。
 
そう、製造に関しての初期費用がめっちゃかかったのです。
 
企業で考えれば大した金額ではないのかもしれませんが、
 
個人のおばさんには失敗できない!?金額です(´;ω;`)
それと、個人で試せる、生産量と単価でもあるのです。。。。
 
そんな、人生をかけた!?金型さんなので、
 
コピー商品が出たら、太刀打ちできない、、、、、
 
 
なので、
発明家としてはまず、
 
「権利をおさえておく」ということが自衛にもなると思っています。
 
企業としては、当たり前の事でしょうが
なにせ資金がありませんので(;'∀')
自分でできる範囲で、権利をおさえようと思いました。
 
 
ようするに、
やーーーと製品化した後で、
 
コピー商品が出た!
逆に
どっかの権利侵害していた?
 
みたいな事があったら、
私の金型ちゃんが、、、、
 
新車で事故って廃車!
 
みたいな感じで、すべてが無になります。
 
なので、
まずは「特許」
しかし特許は1年半は公開されないので、先願調査にも限界がある。
さらに、特許がとれる確証はないので、
「意匠」も出願しておきました。
 
意匠は3か月~8か月くらいで審査されますから。(←出願のタイミングによって審査期間が変わります)
金型を作る、ということは「このカタチ」で製品を作るということなので、
まずは押さえて置こうと思いました。
 
それに、万が一、特許の査定が降りなくても、意匠だけでもあれば違いますしね。
(特許の査定に関しては、先願が無かったり、アイデアに新規性があったとしても、
書類の書き方が悪ければ査定されないことはあります)
 
あとは「わんぽろ」の商標もとりました。
シールとか、パッケージとか、使っていたものが
使えなくなることがないように。。。
 
とにかく?
とりつかれたように(;'∀')
思いつく限りの出願をしてみました!
 
 
それでですね、、、、
この「わんぽろキャッチ」というアイデアグッズに関しては、
 
この形状だからこそ、このような使い方、機能が生まれる
 
と思いました。
 
そこで、、、、、、
 
国際意匠出願
 
をしたのです!!
 
4,5年前から
日本はE-HAGUEという組織に加入しまして、
WIPOという国際機関を通じて外国への「意匠の出願」ができるようになっていたのです。
 
実は4,5年前のE-HAGUEが始まったころに、無謀にも出願したことがある私(;'∀')
EUは方式審査だけで登録はされましたが、審査をするUSには拒絶されました。

 

当時もインターネット経由で出願できたのですが、

グーグルに翻訳してもらうために、一所懸命に英文を入力した記憶が・・・

(今はスマホで撮影で出来ちゃうんだよね~)

辞書を引きながら、????これでいっかなー!

て感じで出願しました!!(そんなんだから、USでは拒絶されたんですけどね(;'∀')不備が多過ぎて)

 

でも今は日本の特許庁にHPに、どんどん詳しい説明が追加されております!!

E-HAGUEのサイトからかなり詳しく説明されていると思います。

さらに、US向けの図面の注意なども、情報がのっています。

費用なんかもわかりますよ。

 

 

 

そんな事もありまして、

 

あれから4,5年の間に、ネット販売の環境もだいぶ変わりましたね!

海外出願においても、当然、公開される前が必須です。

 

・・・・出願してみるか、

犬のフン害は世界規模の問題だし!!

 

と、これまた無謀だけど「出願してみた!」

 

この出願に関してもいろいろあり、

自分も忘れそうなので書き留めたいとは思うのですが、それはまた別に。。。

いろいろ山あり谷ありでした。。。

 

で、

 

前回のブログで書いたこれです。

E-HAGUEでは

EUとUSを指定して出願しました。

(出願する国を複数選べるが、それは各国にそれぞれ出願するということなので、出願する国が増えるごとに出願料はかかります)

 

そして、USの拒絶通知が来たのです。(EUは登録されました。)

USの書類の形式に合わない記述があったようです。

でも、内容的には問題ないようで、

あちらの審査官がとっても親切に、

「~このように直したら登録できます」

みたいな感じで、修正箇所を全部提示してくれたのです✨

 

ただ、問題はここから!

 

その、日本でいう「補正手続き書」をどうやって書けばいいの!?

そして、どうやって提出すればいいの!?

 

実は特許庁に問い合わせてみました。(あれだけ詳しく、出願方法も書いてあるんだしと思って!)

 
「USのことはわかりません。」という回答がっ。

USは、基本的には「現地代理人(弁護士)」に頼むのが必須なんです。

でも、外国人の自然人(会社じゃないってこと=個人)に限っては、直接受け付けてくれるという制度はあるんです。

 

ということは教えてくれました。

 

 

一応、USの拒絶通知に「審査官とのWeb面談をすることができます。申し込みはこちら」と結構親切に

書いてあったのですが、

 

英語しゃべれないし(;'∀')

通訳さんを頼んで、聞くしかないか。。。。。最悪はスマホで翻訳しながらとか!?

と思っていたところ。。。。。

 

とある筋から、情報をいただき✨

 

あまり詳しく書けませんが

いわゆる日本の「手続き補正書」のフォーマットを発見✨

 

USPTOにある、補正書のフォーマットです。

https://www.uspto.gov/sites/default/files/web/offices/pac/dapp/opla/preognotice/formatrevamdtprac.pdf

 

そしてFAX送信した結果。。。

本当にこれでいいのかなぁ?と思いつつ、

まぁ、すべてがダメ元でやっているので(^▽^;)

 

無事に登録されることとなりました~!!

 

USから登録証が届きましたよ✨

image

 

はじめて見るので、

カッコイイ!

 

 

 

冊子になっていて、中には意匠の詳細がのっています。

 

実は再発行もできるようで、

これに慣れている人にとっては、大したありがたみはないらしい(;'∀')

 

いろいろありましたが~!

一応ここまでこぎつけることができました。

 

USの出願に関しては、他にもいろいろとありますが(;'∀')

忘れないうちに記録しないとーーー!

 

本当に、自分がちょうど専業主婦になったころWIN95が発売されて

うちの子供が成人するまでの間、あっという間だ思っていたけど、

 

技術の進歩、すんごい~!!

 

だから、こんな、無教養のおばさんでもできることが増えているよ♥

ほんと、すごい世の中ですよね。

 

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