七月に読んだ本 | 徳島卸問屋 山善 哲代(てるよ)女将のぽっかぽかブログ

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着物の先生、てるよ女将山口哲代です。着付け講師、着物再生、着物の整理収納が得意な 呉服卸(株)山善の二代目女将です。
女将の日常や大好きな茶道や読書、日々の出来事を綴っていきます

七月は忙しくても結構本を読めてうれしいです。

楽しい時間を持てたように思います。

ジャンルも様々で、幅広く読んでるなぁと、思いました。

8月はドラマをたくさん見てるので、あまり読めないかもしれません。

それはそれで、しかたがないです。

時間は有限。何に使うか考えなくっちゃね。

 

7月の読書メーター
読んだ本の数:6
読んだページ数:2605
ナイス数:131

あんじゅう 三島屋変調百物語事続 (角川文庫)あんじゅう 三島屋変調百物語事続 (角川文庫)感想
三島屋シリーズ二作目。面白くて読みだしたらとまらない。切ないお話もあれば、怖いお話も。みんなが主人公のおちかの幸せを願っている。本の題名のあんじゅうとは、なになのか、是非読んでほしい。面白いのであっという間によめますよ。
読了日:07月22日 著者:宮部 みゆき

 


おそろし 三島屋変調百物語事始 (角川文庫)おそろし 三島屋変調百物語事始 (角川文庫)感想
高校の先輩が教えてくれて読んでみました。波瑠さん主演でドラマ化されたとも。読みだして、ドラマもちらほら見ていたことを思い出しました。以来、おちか=波瑠さんでした。物語はどれもとても面白くて、ワクワクしながら読みました。最後の「家鳴り」は、もうドキドキどきどき!怖くてどうなることかと、一気に読みました。この物語はどんどん新作が出ているんですね。次々読みたいです。さすが宮部みゆきさん。ページをめくる手が止まりませんでした。黒白の間の物語はつづくのかなぁ。楽しみです。
読了日:07月16日 著者:宮部 みゆき

 


ヒトリシズカ (双葉文庫)ヒトリシズカ (双葉文庫)感想
どうして、「ヒトリシズカ」なのか。どういう意味なのだろうか。悲しいけれど、読めばよくわかる。誉田さんの本は久しぶりだともうけれど、やっぱりこわくて面白いストーリーだった。どこかで彼女を止めることができなかったのだろうか。何度もチャンスがあったのに。幼い頃に受けた傷はとても大きいのだろう。ここに書かれているようなことがあってはならない。そんな日本にならなければいいなぁ。
読了日:07月09日 著者:誉田 哲也

 


スコーレNo.4 (光文社文庫)スコーレNo.4 (光文社文庫)感想
女の子が恋をするとはこういうことだったなぁと。懐かしく思い出した。純粋で切なくて甘酸っぱいなんとも言えない感覚。勉強も仕事も手につかなくなるような。一人の時間が宝物になるような感覚は、忘れ去っていたなぁ。どんどん大人になっていく麻子。妹の七葉との絡みもとてもよかった。相変わらず宮下さんの文章はステキだなぁと実感。感性を磨けばいいのかなぁ。たまには良い靴を履いてみたくなった。何の世界も一度どっぷりはまってみることがいいかも。今の若い人たちに是非読んでもらいたいと思うお勧めの一冊。
読了日:07月07日 著者:宮下 奈都

 


時雨みち (新潮文庫)時雨みち (新潮文庫)感想
江戸時代の庶民・武士の暮らしを丁寧に描いた短編集。昔は敵討ち、人さらいなどがよくあったんだなぁとつくづく思う。「亭主の仲間」は、とても怖いお話だった。まるでその絵が浮かぶように文章が書かれている。だれと友達になるかは、本当に大切なんだなぁ。「山桜」は切なくて。誰と結婚するかによって、大きく変わる女性の人生を強く感じた。また、簡単に女性を裏切る男の人も多く描かれていて、印象に残った。藤沢さんの作品は夜の暗さがよくわかる。当時の様子が目に浮かぶ作品だった。
読了日:07月06日 著者:藤沢 周平

 


青が散る (文春文庫)青が散る (文春文庫)感想
ずいぶん昔に書かれた大学生の青春物語。主人公の燎平がテニスと恋に明け暮れる4年間。新設大学ってそうなんだろうなぁと思いながら読んだ。PCもスマホもない時代。なんだか純粋で青臭くて、やっぱり若さは素晴らしい。今の大学生たちとは時代感覚が異なるのですが、こんな4年間があってもいいなぁと思いました。テニスの描写も細かくてオールオッケーにしないところがよかったです。題名の付け方が絶妙だと思いました。宮本さんの古い作品、ありかも。
読了日:07月03日 著者:宮本 輝

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